レオナルド・ディカプリオ、ジェーン・グドールさんを追悼「真のヒーローを失った」
オスカー俳優レオナルド・ディカプリオが、伝説的霊長類学者ジェーン・グドールさんへの敬意を表した。
グドールさんは、10月1日に91歳で逝去。チンパンジーの画期的な研究で知られ、世界中の環境保護活動に影響を与えてきた。ディカプリオは自身のSNSで追悼の意を示し、二人の写真も共有した。
ディカプリオは「私たちは地球の真のヒーローを失った。何百万人もの人々にとってのインスピレーションであり、親しい友人でもあった」とコメント。「ジェーン・グドールは、生涯をかけて地球を守り、野生動物とその生息環境に声を与えた。タンザニアでのチンパンジー研究は、私たちの最も近い親戚である類人猿の生活、社会性、知性を理解する道を切り拓き、チンパンジーや他の大型類人猿だけでなく、すべての命と深くつながっていることを思い出させてくれる」と追悼した。
さらにディカプリオは、「何十年にもわたり、ジェーンは世界中を駆け回り、自然界の素晴らしさを次世代に伝え続けた。希望と責任感、そして一人ひとりが変化を起こせるという信念を植え付け、多くの人々に行動と希望を促した。彼女は決して立ち止まることはなかった」と語った。
ディカプリオとグドールさんは長年にわたり環境保護への共通の関心を通じて友情を築いた。2019年の85歳の誕生日には、ロサンゼルス市が「Dr. Jane Goodall Day」と制定し、ディカプリオも参加。二人は国連平和の使者としても活動しており、2024年には映画『Howl(原題)』を共同プロデュース。さらに昨年、ディカプリオの制作会社アピアン・ウェイがグドールさんの生涯を描くディズニー映画を制作することも発表されていた。
ディカプリオは過去にも、気候変動への対策に関して何度も公言してきた。2015年の映画『レヴェナント: 蘇えりし者』でのオスカー受賞時には、「人類全体にとって最も差し迫った脅威」として気候変動への行動を呼びかけている。また、自身の自然保護財団も運営している。
ディカプリオは「私が最後にジェーンに伝えたメッセージはシンプルに『あなたは私のヒーローだ』だった。今、私たちは皆、地球を守るための彼女の思いを受け継がなければならない」と記した。
ジェーン・グドール研究所の公式Instagramでは、自然死であったことが発表された。ディカプリオはフォロワーに対し、「彼女の遺産を称え、ジェーンや彼女が大切にした自然保護団体をサポートしてほしい」と寄付を呼びかけている。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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