ティモシー・シャラメ主演『マーティ・シュプリーム』がNY映画祭でサプライズ上映!A24史上最大の賭けに絶賛の嵐

現地時間10月6日(月)の夜、2025年ニューヨーク映画祭でジョシュ・サフディ監督の新作『マーティ・シュプリーム(原題:Marty Supreme)』がサプライズ上映され、上映終了直後からSNS上には熱狂的なリアクションが続出した。
12月25日の全米公開を控える本作だが、この“奇襲プレミア”の盛り上がりを見る限り、A24の大型話題作として早くも注目を集めている。
作品概要――1950年代NYのスポーツ・ドラメディ
本作は1950年代のニューヨークを舞台にしたスポーツ・ドラメディで、A24製作である。ティモシー・シャラメが、冷遇されながらも逆境をはねのけて栄光を掴む卓球選手マーティ・マウザーを演じる。共演はグウィネス・パルトロー、オデッサ・アジオン、ケビン・オレアリー、タイラー・オコンマ、アベル・フェラーラ、フラン・ドレシャーと豪華だ。
A24最大級の賭け――サフディ単独監督復帰作
『マーティ・シュプリーム(原題)』はA24とジョシュ・サフディ監督にとっても“最大の挑戦”である。報道によれば製作費は約7,000万ドル(約106億円※)とA24史上最大級で、サフディにとっては『The Pleasure of Being Robbed』(2008年)以来となる単独監督作だ。
サフディのその他の作品は、いずれも弟ベニー・サフディとの共同監督として手がけられた。そのベニーの新作『ザ・スマッシング・マシーン(原題:The Smashing Machine)』(こちらもA24作品)は今年のヴェネチア国際映画祭で15分間のスタンディングオベーションを受け、賞レースの話題に上る一方、北米でのオープニング興収は600万ドル(約9億1,100万円※)にとどまり、主演ドウェイン・ジョンソンにとって厳しい出足となった。
※2025年10月8日時点の為替レートで換算
NY映画祭でのSNSリアクション:絶賛の嵐!
正式レビュー解禁前にもかかわらず、上映後には批評家たちのSNSでティモシー・シャラメのキャリア最高演技を称える声が相次いだ。
ティモシー・シャラメがキャリア最高の演技を披露。まさにこの役のために生まれてきたかのようだ。さらに、オデッサ・アジオンが見事なリードを務め、豪華な助演陣をけん引している。まさに「ワオ」としか言いようのない出来映えである。
— David Canfield (@davidcanfield97)
『マーティ・シュプリーム』(別題『ワン・パドル(Paddle)・アフター・アナザー』)——
立て続けに、これほどすばらしいアメリカ映画を2本も観られるとは信じられない。— david ehrlich (@davidehrlich)
マーティ・マウザーはちょっとした悪ガキかもしれない。だが、『マーティ・シュプリーム』もティモシー・シャラメも、抗いがたい魅力を放っている。1980年代風のスタイルで1950年代を舞台にしたスポーツ映画であり、ダニエル・ロパティンによるエレクトリックなスコアが全編を駆け抜ける。
— Dancin’ Dan in NYFFland (@dancindanonfilm)
『マーティ・シュプリーム』は、冒頭からラストまでエネルギーがほとばしる壮大でスリリングなスポーツ叙事詩だ。ジョシュ・サフディー監督は、これまでのキャリアで最大のスケールで“秩序ある混沌”を見事に操り、マーティが「世界一の卓球選手」であることを証明しようと突き進む執念の旅路へと観客を引き込む。
— Matt Neglia @NYFF (@NextBestPicture)
そう、ジョシュはあの“サフディー的狂気”をすべて持ってきた。これは単なるスポーツ映画なんて言葉では足りない。
興奮と混沌が渦巻く、息つく間もないマニックでマッドキャップな冒険譚だ。ティモシーのスター性はまるで超新星(スーパーノヴァ)のようにまぶしく、もはや否定のしようがない。最高だった。— Hoai-Tran Bui (@htranbui)
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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