『モータルコンバット2』公開前に第3作が始動！カール・アーバン主演で新時代のバトル開幕

人気格闘アクション映画シリーズ『モータルコンバット』の最新作『モータルコンバット3 / Mortal Kombat 3（原題）』が正式に製作決定した。
この発表は、現地時間10月11日に開催されたニューヨーク・コミコン（NYCC）のパネルイベントにて、脚本家ジェレミー・スレイターによって明かされた。「来年の夏、ぜひ劇場で観てほしい。僕たちはこのシリーズをこれからも作り続けたい」とファンに呼びかけ、会場を大いに沸かせた。

登壇したのは、監督のサイモン・マッコイドと、出演者のカール・アーバン、アデライン・ルドルフ、タティ・ガブリエル、マーティン・フォードら。
マッコイド監督は、当初10月公開予定だった『モータルコンバット2 / Mortal Kombat 2（原題）』が2026年5月16日公開に延期された理由について、作品が成功したがゆえに、スケールアップに時間を要したと説明した。「多くの人がこの映画を観てくれるほど勢いが増していった。まさに夏の超大作になったんだ」と語り、作品規模の拡大が延期の要因であることを明かした。

イベントでは本作のメイキング映像も上映され、“フェイタリティ（必殺技）”や“フローレス・ビクトリー（完全勝利）”など、ゲームファンにはおなじみの要素がさらにスケールアップして登場することが予告された。
スレイターによると、今回の物語の中心はジョニー・ケイジ（演：カール・アーバン）とキタナ（演：アデライン・ルドルフ）に焦点が当たるという。

マッコイド監督は続編の狙いをこう語る。
「『モータルコンバット1』のトーンを継承し、2作目では長編映画として完成させたかった。『モータルコンバット』の世界は非常に広く、掘り下げる余地がまだまだある。登場人物の感情の高低差をより強調し、さまざまな世界やステージを行き来できるようにしたかった」

戦いのシーンは前作の2倍に増やしたといい、物語の展開とアクションの両立にもこだわったという。
「単なる戦いではなく、キャラクターそれぞれに異なるミッションや物語が用意されている」とスレイターは語った。

さらに『モータルコンバット2』はIMAXでの公開も決定。マッコイド監督は「IMAXならではの演出を盛り込んだ。通常上映では見えない要素もあり、物語にも関わってくる」と語り、ファンにIMAX鑑賞を勧めた。

ジョニー・ケイジを演じるカール・アーバンは、「かつての栄光を失い、世間から忘れられた俳優として物語に登場する。だが、戦いを通じて真のチャンピオンへと成長していく」とキャラクターの変化を説明。
スレイターも「ゲームのケイジは最初から完成された人物だが、今回は堕ちたところから再び立ち上がる物語にした」と語った。

シリーズは2021年のリブート版『モータルコンバット』から続き、さらに壮大な世界観へと発展している。
『モータルコンバット2』は2026年5月16日に全米公開予定で、早くもその先を見据えた『モータルコンバット3』の戦いが始まっている。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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