【F1アメリカGP2025】ハリウッドスター集結!角田裕毅が快走、アップルがF1独占配信権を獲得

元F1ドライバーのジェンソン・バトンとグレン・パウエル
元F1ドライバーのジェンソン・バトンとグレン・パウエル 写真:Shiga Sports Japan
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テキサス州オースティン発――サーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催された2025年F1アメリカGPは、ハリウッドスターや人気ミュージシャン、トップアスリートが一堂に会した華やかな週末となった。スポーツとエンターテインメントが交錯するこのイベントは、フォーミュラ1の中でも特に注目度の高いレースとして、世界中の話題をさらった。

ハリウッドとF1パドックの豪華共演

テキサス出身の俳優グレン・パウエルマシュー・マコノヒーは、地元への凱旋を果たした。ふたりはレース関係者が集まる“パドック(関係者エリア)”でドライバーやチームと交流し、レース前の“グリッドウォーク”(コース上でのセレブ来訪イベント)にも登場。「テキサスで観るF1は格別だ」とパウエルが語ると、その瞬間は週末のセレブリティシーンの中でもひときわ注目を集めた。

そのほか、『ゴシップガール』の俳優チェイス・クロフォードレッドブル・レーシングのガレージに姿を見せた。

歌手アデルメルセデスのチームカラーをまとい、エンジニアと笑顔で談笑。チームのホスピタリティスイートから声援を送る様子も話題となった。

日曜のグリッドウォークでは、マシュー・マコノヒーとポッドキャスターのジョー・ローガンがVIPゲストに囲まれて談笑する姿が目撃された。さらに、カントリーラップアーティストのシャブージーが決勝レースでチェッカーフラッグを振り、場内を沸かせた。彼はレッドブルの姉妹チーム「レーシングブルズ」の印象的なリバリー(車体デザイン)を手がけたことでも知られている。

ジョー・ローガンとマシュー・マコノヒー、2025年F1アメリカGPにて
ジョー・ローガンとマシュー・マコノヒー、2025年F1アメリカGPにて 写真:Shiga Sports Japan

アップルがF1配信権を獲得 2026年から独占放送へ

サーキット外では、テクノロジー界の巨人アップルが大きな話題を呼んだ。同社は2026年から5年間、アメリカ国内でF1を独占配信する契約を正式に締結したと発表した。これにより、Apple TVがアメリカにおけるF1の新たな放送拠点となる。

契約内容によると、Apple TVでは全グランプリのフリー走行、予選、スプリント、決勝レースまですべてをライブ配信する。一部のセッションはApple TVアプリを通じて無料視聴できる見込みだ。

また、F1公式配信サービス「F1TVプレミアム」もApple TV経由で引き続き利用でき、既存のサブスクライバーは追加料金なしで視聴できる。この契約は、F1をより多くのアメリカ人視聴者に届ける大きな一歩として注目されている。

アップルTVでF1観戦が実現!
画像:formula1.comより

角田裕毅、レッドブルで快走!ダブル入賞の大健闘

トラック上では、セレブリティたちの話題に負けない熱戦が繰り広げられた。日本の角田裕毅選手がスプリントレースと決勝の両方で7位に入り、ダブルポイントを獲得。自身最高レベルのパフォーマンスでチームに貢献した。

優勝はマックス・フェルスタッペン選手が飾り、マクラーレンオスカー・ピアストリとの差を40ポイントまで縮めたが、週末の主役のひとりは、間違いなく角田裕毅だった。レッドブルファミリー内での将来のシート獲得を目指す彼にとって、今回の結果は大きなアピール材料となった。

25歳の角田は「次戦メキシコでも全力を尽くしたい」と語り、勢いそのままに次の挑戦へ向かう。F1ファンにとっても、日本人ドライバーがトップチームで再び輝く姿への期待が高まっている。

角田裕毅所属のレッドブル、2025年F1アメリカGPにて
角田裕毅所属のレッドブル、2025年F1アメリカGPにて 写真:Shiga Sports Japan

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