『ハムナプトラ』新作始動!ブレンダン・フレイザー&レイチェル・ワイズ、伝説の冒険が再び蘇る
『ハムナプトラ』シリーズが復活へ
ユニバーサルの世紀転換期を飾った『ハムナプトラ』シリーズが、ついに墓場から蘇る。
1999年から2008年にかけて製作された三部作で主演を務めたブレンダン・フレイザーと、第1作・第2作でヒロインを演じたレイチェル・ワイズが、新たな『ハムナプトラ』続編への出演交渉に入っているという。

監督を務めるのは、2019年のホラー映画『レディ・オア・ノット』で注目を集め、2022年・2023年の『スクリーム』シリーズを復活させたことで知られるクリエイティブチーム、レディオ・サイレンスのコンビ、マット・ベティネッリ=オルピンとタイラー・ジレットである。
オリジナル三部作を故ジェームズ・ジャックスと共に手がけたショーン・ダニエルが、再びプロデューサーとしてシリーズに帰還する。

オリジナル版『ハムナプトラ』が築いた伝説
スティーヴン・ソマーズが監督・脚本を務めた『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』は、ユニバーサルの古典モンスター作品に“インディ・ジョーンズ”風の冒険スピリットを注ぎ込み、アクションとロマンス、そしてホラーを絶妙に融合させた時代アドベンチャーであった。
物語は1920年代のエジプトを舞台に、ブレンダン・フレイザー演じるトレジャーハンターが、レイチェル・ワイズ扮する快活な図書館員と共に古代の呪われた地を探検し、結果として超常の力を持つ高僧イムホテップを甦らせてしまうというものだ。

全世界で4億2250万ドル(約651億円※)以上の興行収入を記録した本作は、ユニバーサルが2000年代初頭に誇った大ヒット・シリーズの礎となり、フレイザーを名実ともにハリウッドのトップスターへと押し上げた。さらに、ドウェイン・ジョンソンの初期出演作として知られるスピンオフ『スコーピオン・キング』やアニメ版シリーズ、そしてユニバーサル・スタジオ・ハリウッドの人気アトラクションへと発展している。

また、シリーズ第3作『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』(2008年)ではレイチェル・ワイズに代わってマリア・ベロが出演し、ルーク・フォードが主人公夫妻の成長した息子を演じている(第2作『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』(2001年)ではフレディ・ボースが少年期を担当)。
※2025年11月5日時点の為替レートで換算
新作は第1・第2作の正統な続編に
現時点では、他にだれがシリーズに復帰するのかは明らかになっていない。関係者によれば、本作はリブートではなく、「第3作の出来事をなかったことにする」正統な続編として企画が進められているという。
ユニバーサル側はこの件に関してコメントを控えている。

『ザ・ホエール』で蘇ったフレイザーのキャリア
主演のブレンダン・フレイザーは、ダーレン・アロノフスキー監督(レイチェル・ワイズの元婚約者であり、彼女の長男の父でもある)による2022年のドラマ映画『ザ・ホエール』で圧巻の演技を披露し、アカデミー主演男優賞を受賞した。これがフレイザーのキャリアを劇的に蘇らせる転機となった。その頃からユニバーサルはフレイザーと新たな『ハムナプトラ』企画について水面下で話し合いを始めたとされる。

フレイザーは次回作として、サーチライト・ピクチャーズ製作のコメディ・ドラマ『レンタル・ファミリー』に主演予定で、同作は11月21日に全米公開される。日本では2026年2月27日に公開予定だ。
レイチェル・ワイズとレディオ・サイレンスの現在地
また、近年のレイチェル・ワイズは、Amazon Prime Videoのジェンダー反転版ドラマ『戦慄の絆』で主演を務め、さらにマーベル映画『ブラック・ウィドウ』(2021年)にも出演している。
一方、レディオ・サイレンスの次回作は、サーチライト・ピクチャーズが2026年4月に公開を予定している『レディ・オア・ノット2:ヒア・アイ・カム(原題)』である。彼らにはユニバーサル社内にも熱心なファンが多く、同スタジオは2024年のヴァンパイア・ホラー映画『アビゲイル』の監督にも彼らを起用している。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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