キム・カーダシアン主演『オール・イズ・フェア』がHulu初登場1位に!批評家と視聴者を真っ二つに割ったワケ
リアリティー番組スターであり実業家のキム・カーダシアンが、自身の新作Hulu番組『オール・イズ・フェア 女神たちの法廷』に寄せられた痛烈な批評を逆手に取っているようだ。
『オール・イズ・フェア 女神たちの法廷』は、ディズニープラスで配信中!

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現地時間11月6日(木)の夜、カーダシアンは一度投稿してすぐに削除した後、再び同じ内容をInstagramに再投稿した。そのキャプションにはこう書かれていた――
「今年もっとも批評家に絶賛された番組、もう観た!?!?『オール・イズ・フェア 女神たちの法廷』は現在、@hulu と @disneyplus で配信中!」
再投稿ではさらにいくつかのミームが追加され、ファンたちによるコメントも並んでいた。その中には、辛口なレビューが相次ぐ一方で番組がHuluで初登場1位を獲得したことを指摘する声もあり、皮肉交じりの話題性を見せている。
あるユーザーは、シリーズがRotten Tomatoesで「0%」という衝撃的な評価でスタートしたという投稿(木曜時点では批評家スコア5%、視聴者スコア65%)に対し、「すぐに再生ボタンを押した」とコメントした。
別のファンはこう書いている。
「批評家たちは今ごろ気づいているだろう。彼らの辛口レビューが、逆に人々を番組に引き寄せ、結果的に好かれるきっかけになったってことを」
別のミームでは、あるファンがこう書き込んでいる。
「人生で見た中でも最悪レベルの演技、ありきたりすぎるストーリー展開、そして笑ってしまうほどのスタイリング。でもハマった。14シーズンは必要」

一方、番組の配信が始まると、批評家たちは容赦なかった。
米『ハリウッド・リポーター』のテレビ批評家アンジー・ハンは、レビューの中でこの作品を「脳死状態」と切り捨てている。彼女はこう続けた。
「カーダシアンの演技は硬直していて感情がなく、一片の真実味もない――まさに同様に硬直し、感情の欠けた脚本にふさわしいものだ。彼女の存在は、話題を生む以外の目的を果たしていない。そしてそれこそが、この番組の本質を象徴している。『観られる』ことよりも、『バズる断片』を生み出すことを狙っている作品なのだ」

カーダシアンの新たな投稿では、初回の投稿に添えられていたイラストが削除されたようだ。このイラストは、共演者のグレン・クローズとニーシー・ナッシュ=ベッツも、辛辣な批評への応答として自身のSNSでシェアしていたものである。
手描きのイラストには、作品の主要キャストたちが煮えたぎる鍋を囲む姿が描かれており、鍋の中には「批評家ウサギのシチュー(Critic-bunny stew)」という言葉が添えられていた。皮肉を込めたユーモラスな演出である。
ナッシュ=ベッツはInstagramで「@allsfaironhulu を支持してくれたファンの皆さん、私たちをNo.1にしてくれてありがとう。最高!」とコメントを添えている。
『オール・イズ・フェア 女神たちの法廷』は、ライアン・マーフィー、ジョー・ベイケン、ジョン・ロビン・ベイツが手がける新作法廷ドラマである。舞台はロサンゼルス。著名人の離婚案件を専門とする女性だけの法律事務所を描く。出演者には、テヤナ・テイラー、ナオミ・ワッツ、サラ・ポールソンらも名を連ねている。
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※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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