ロックの殿堂入り2025|シンディ・ローパー&アウトキャストら豪華アーティストがLAで集結
2025年の「ロックの殿堂入り」受賞者が発表
現地時間土曜日、ロサンゼルスにて「ロックの殿堂入り」受賞者が発表された。今年はシンディ・ローパー、アウトキャスト、バッド・カンパニー、チャビー・チェッカー、ソルト・ン・ペパーなど豪華な顔ぶれが並んだ。
今年の「ロックの殿堂入り」授賞式にも錚々たる顔ぶれが集結した。まず、イベントは今年6月に亡くなったスライ・ストーン氏の追悼コンサートと共に幕を開けた。ステージにはスティービー・ワンダー、ジェニファー・ハドソン、気鋭のR&Bシンガーであるレオン・トーマスらが出演した。また、同じく今年6月に亡くなったビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソン氏を追悼するコーナーではエルトン・ジョンが登場した。
なお、今回の受賞者たちの中ではアウトキャスト、シンディ・ローパー、バッド・カンパニー、チャビー・チェッカー、ザ・ホワイト・ストライプスらがパフォーマー部門にて受賞を果たした。また、ソルト・ン・ペパーとウォーレン・ジヴォンはその音楽的影響力を評価されての受賞となった。
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新旧世代の豪華アーティストによる夢の共演
まず、最初に賞を受け取ったのはザ・ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトだ。ジャックの相方、メグ・ホワイトは2009年を最後に公の場に姿を現しておらず、今回もジャックだけの出席となった。そんなジャックはスピーチにてメグが「曲づくりを全て助けてくれた」と感謝を伝えた。また、同バンドのトリビュート・パフォーマンスではあの「セブン・ネイション・アーミー」(2003)をtwenty one pilots / トゥエンティ・ワン・パイロッツがカバーし、会場を大いに盛り上げた。

そして、アウトキャスト(Outkast)の2人(アンドレ3000とビッグ・ボーイ)には同じくアトランタ出身のドナルド・グローヴァーが賞を手渡した。アンドレ3000はスピーチにて「偉大な物事は小さな部屋から始まる」と感慨に耽りながらデュオの原点を振り返った。彼らのトリビュート・パフォーマンスにはタイラー・ザ・クリエーターやドージャ・キャットら豪華なゲストが参加し、”Hey Ya!”(2003)や”Ms. Jackson”(2000)など往年の名曲を披露した。

また、シンディ・ローパーに賞を手渡したのは”Pink Pony Club”(2023)でお馴染みのチャペル・ローンだ。シンディ・ローパーをオマージュした衣装に身を包んで現れたチャペル・ローン。彼女はコンタクトレンズを忘れてプロンプターが読めないとジョークを飛ばし、観客の笑いを誘う一幕もあった。シンディ・ローパーのトリビュート・パフォーマンスにはアヴリル・ラヴィーンやソルト・ン・ペパーが参加し”Girls Just Wanna Have Fun”(1983)や”Time After Time”(1983)を披露した。

そんなシンディ・ローパーは、女性アーティストとして道を切り拓いた自身の先人たちに感謝を述べた。そして「私の背中は後輩たちを背負えるだけの大きさがあります」と後輩の女性アーティストたちにエールを送った。これには、ステージに居合わせたローンも思わず涙を浮かべていた。
そして彼女は最後に「ロックンロールには世界を救う力があると信じている」と力強いメッセージでスピーチを締め括った。
※本記事は要約・抄訳です。オリジナル記事(英語)はこちら。
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