オスカー・アイザック、『ジミー・キンメル・ライブ!』中止でABCとディズニーを批判――「『スター・ウォーズ』には復帰しない」
俳優のオスカー・アイザックは、現地時間11月10日(月)に発売されたGQ誌のインタビューで、ディズニー傘下のABCがジミー・キンメルの深夜番組の放送を中止したことについて、同スタジオを批判した。アイザックは『スター・ウォーズ』シリーズの続三部作でポー・ダメロンを演じた。
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015年)、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017年)、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019年)からなる続三部作は、全世界で44億ドル以上の興行収入を記録した。

オスカー・アイザック、ディズニーとABCの決断に苦言
ABCは、極右活動家チャーリー・カーク氏の暗殺に関するキンメルの発言を受け、9月に彼の番組『ジミー・キンメル・ライブ!』の放送を一時中止した。この件について、アイザックは「今はあまりディズニーと仕事をする気にはなれません。しかし、彼らがファシズムに屈することなくこの件を解決するなら、評価できます」と述べた。
カーク氏が暗殺された直後、キンメルは同番組にて「MAGA(アメリカを再び偉大に)派の人々は、カークを殺した若者が自分たちの仲間ではないことを印象付けようとした。この週末は最悪の状況に陥った」と語った。
同番組の放送を中止したABCには苦情が殺到し、5日後の9月23日には放送が再開された。その放送でキンメルは「カーク氏の暗殺事件を軽んじるつもりは決してありませんでした。この件について、面白おかしいことは何もありません」と語っている。

GQ誌編集部の注記によれば、このインタビューはABCが同番組の一時中止を発表した2日後に行われたという。
「『スター・ウォーズ』には復帰しない」発言の真意とは
アイザックは以前、「例えば別荘がもう一軒必要にならない限り、『スター・ウォーズ』シリーズには復帰しません」と語っている。また2020年には、「『スター・ウォーズ』は私が本当にやりたかった仕事ではありませんでした。私がやりたかったのは、自分の手で映画を作り、私にインスピレーションを与えてくれる人たちと仕事をすることです」と明かした。
今回のGQ誌のインタビューで、アイザックは上記の発言について「少し失礼な感じはありましたが、好感が持てる発言だったと思います。質問された時、あまり深く考えていなかったのです」と説明している。
『スター・ウォーズ』シリーズ以外にも、アイザックは近年精力的に活動している。今年はギレルモ・デル・トロ監督の『フランケンシュタイン』への出演で注目を集めた。また、Netflixシリーズ『BEEF/ビーフ』シーズン2の主演を務めることが発表されている。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
【関連記事】
- 【レビュー】Netflix映画『フランケンシュタイン』―― ギレルモ・デル・トロが描く、ホラーを超越した愛と痛みの傑作
- スター・ウォーズのタイムライン:全映画とテレビシリーズ公開順で紹介【後半】
- ジミー・キンメル、ABC深夜番組の一時停止を経て復帰|言論の自由めぐる論争
- 【ディズニープラス】2025年10月おすすめ配信作品|『スター・ウォーズ:ビジョンズ』シーズン3、韓国ドラマ『私と結婚してくれますか?』ほか
- 『スター・ウォーズ』コスプレ衣装&Tシャツ特集:ファン必見、作品の感動をファッションに!
