パリス・ジャクソン、薬物乱用で鼻中隔穿孔 6年間の断薬経験を告白

パリス・ジャクソン 写真:Neil Mockford/GC Images/Getty Images Share on Facebook Share on X Google Preferred Share to Flipboard Show additional share options
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マイケル・ジャクソンの娘で俳優・歌手として活動するパリス・ジャクソンが、過去の薬物乱用によって鼻中隔穿孔という後遺症を抱えていることを明かした。ハリウッドで再び広がるドラッグ文化に警鐘を鳴らしている。

ハリウッドでドラッグ使用が増加する背景にあるものとは?

近年、世界各地ではフェンタニル混入による死亡例が相次ぎ、深刻な社会となっている。一方ハリウッドでは、コカインなどを使った娯楽目的の薬物使用が、1980年代以来の勢いで再び広がりを見せている。

この広がりの背景には、人々の娯楽用ドラッグに対する抵抗感の薄れがある。

近年は、チャーリーXCXの楽曲『365』での「少しやる?1ライン引こうか?」(“Shall we do a little key? Shall we have a little line?”)という歌詞や、歌手のパーカー・マッカラムの発言、Apple TV+の『ザ・スタジオ』やドラマ『I Love L.A.』などのコメディ作品でも、ドラッグが軽妙に扱われることが増えつつある。これらの発言や描写が、社会全体の薬物に対する抵抗感を薄める要因となっている。

しかし、そんな風潮に異を唱えるセレブがいる。その人物こそ、マイケル・ジャクソンの娘であり、マルチに活躍するパリス・ジャクソンだ。

彼女は2025年11月10日に公開したTikTok動画で、過去の薬物乱用によって鼻に永続的な損傷を負ったことを明かした。

「鼻から音が鳴るのは、穴が空いているから」ーー6年の断薬と苦悩とは


動画内でパリスはカメラを見つめながらこう語っている。

「私、鼻で息をすると“ヒューヒュー”と音がするんです。これは鼻中隔穿孔という状態で、いわゆる“鼻中隔湾曲症”とは違います。原因は…ご想像のとおりです」

そう語るとパリスは、鼻孔にライトを当て、実際に穴の空いた部分を映し出した。続けて以下のように警告する。

「これがその結果です。ドラッグはやめておいたほうがいい。もちろん、人生で何を経験するかは人それぞれ。でも私は絶対おすすめしません。人生を台無しにしました」

パリスは現在、ヘロインとアルコールの依存から6年間断薬中である。鼻の損傷は整形手術で修復可能だが、術後に強力な鎮痛薬を服用する必要があるため、彼女は再発リスクを恐れて治療を避けているという。

また同じくロック界の伝説スティーヴィー・ニックスも、2015年のローリング・ストーン誌のインタビューでコカイン乱用により鼻に穴が空いたと告白。そして、1986年にリハビリ施設に入所した経験を明かしている。

パリスの率直な告白は、再び“危険な遊び”がかっこいいとされつつあるエンタメ業界に、現実を突きつけている。


※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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