『スター・ウォーズ』ベン・ソロ映画中止に反発、ディズニー本社上空に抗議飛行
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019年)でアダム・ドライバー演じるベン・ソロ(=カイロ・レン)が死亡したにもかかわらず、彼を主人公にした“スピンオフ映画”を求めるファンの動きが、いま大きな話題となっている。
きっかけは、ディズニーが検討していた“ベン・ソロ単独映画”の企画を却下したというニュースだ。アダム・ドライバーとスティーブン・ソダーバーグ監督がアイデアを出し、脚本家スコット・Z・バーンズによる脚本まで完成していたが、最終的にディズニー経営陣が「ベン・ソロをどう生き返らせるのか説明できない」と判断し、企画は中止された。しかし、これが逆にファンの熱を強く刺激した。
ディズニー本社があるロサンゼルス・バーバンクの上空には、「ベン・ソロ映画を求める」というメッセージを掲げた飛行機が飛び、先月に続き、抗議飛行は今回で2度目となった。またロサンゼルス市内では、街灯や電柱にアダム・ドライバー演じるベン・ソロの顔写真を使った“行方不明ポスター”が貼り出され、「最終目撃:5年10か月前」と記されている。これは映画の公開日(2019年12月)から現在までの期間を示しており、ファンの怒りと未練を象徴するようなメッセージとなっている。
『スカイウォーカーの夜明け』自体はファンの間で賛否が大きく分かれた作品だが、ベン・ソロというキャラクターの人気は非常に高く、彼の物語を続けたいという声は根強い。ただし、すでに作中で死亡しているため、復活させることはシリーズの整合性を揺るがし、安易な“蘇生”はスター・ウォーズの世界観を壊すという懸念も強い。
それでも、ファンの一部は「物語を続ける価値はある」と主張し、今回の抗議アクションにつながっている。スター・ウォーズには「反乱軍は希望でできている」という象徴的な言葉があるが、まさにその通り、ファンは希望を捨てていない。ディズニーが方針を変える可能性は低いものの、ここまで可視化された声が今後何らかの影響を与える可能性もある。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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