マーティン・スコセッシ監督『The Saints』新シーズンの予告編が解禁|スコセッシが語る聖パトリックの生涯
『Martin Scorsese Presents: The Saints』シーズン2より 写真:FOX Nation
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『The Saints』:スコセッシが描く聖人たちの生涯
熱心なカトリックの家庭で育ったマーティン・スコセッシ監督。彼の作品における「贖罪」や「自己犠牲」などの哲学的背景からは、カトリックが監督に与えた強い影響を窺うことができよう。
そんなスコセッシは目下、カトリックにおける聖人たちの生涯を描くドラマ『Martin Scorsese Presents: The Saints(原題)』を手掛けている。実に、同シリーズのシーズン1では、ジャンヌ・ダルクや洗礼者ヨハネなど、信仰に殉じた聖人たちの生涯がスコセッシ流の切り口を通して描かれている。
そして今回、『The Saints』シーズン2の予告編が米Foxより公開された。初回の主人公はアイルランドの守護聖人として有名な聖パトリックだ。
スコセッシが描く聖パトリック
今回、スコセッシは米『ハリウッド・リポーター』にコメントを寄せてくれた。なんでも、監督によれば聖パトリックは最も有名ながら、最も知られていない聖人だという。
「まず、彼はアイルランド生まれではありません。彼はローマ帝国領のブリタニアからゲール人に拉致された奴隷でした。彼は囚われの身になっている最中に神と出会ったのです。そして、ブリタニアに戻ったとき、彼は信仰を広めることこそが自身に与えられた天命と悟りました」
そんなスコセッシは、聖人たちを私たち現代の視聴者が共感しやすい人物として描くことにこだわりを持っている。
「私たちはいくつかの要素を創作しています。これは物語を語るということを重視していますから。その物語においては信仰の奇跡をより身近で鮮明に感じられるようにしたいのです」
果たして、スコセッシの描く聖パトリックは我々にどんなメッセージを伝えるのだろうか。
※本記事は要約・抄訳です。オリジナル記事(英語)はこちら。
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