『グランド・イリュージョン3』が7550万ドルを記録するサプライズの一方『ランニング・マン』は苦戦【全米最新興行収入】

Ariana Greenblatt as June, Jesse Eisenberg as Daniel Atlas, and Dave Franco as Jack Wilder in Now You See Me: Now You Don’t.
『グランド・イリュージョン:ダイヤモンド・ミッション』より 写真:Katalin Vermes/Lionsgate
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大作の対決となった週末を制したのは?

先週末の全米興行収入ランキングでは大波乱が起こった。14日に全米で公開された『グランド・イリュージョン/ダイヤモンド・ミッション』(日本では2026年初夏に公開予定)が、同日に公開された超大作『ランニング・マン』(日本では来年1月30日公開)を破って首位に輝いた。

ライオンズゲートパラマウントという大手の対決は前者に軍配があがった。『グランド・イリュージョン』シリーズ第3作となる『ダイヤモンド・ミッション』は、全米で2130万ドルの興行収入を記録し、ランキング首位に輝いた。同作はここまで全世界で総額7550万ドルの興行収入を記録する勢いを見せている。

米『ハリウッド・リポーター』によれば、『グランド・イリュージョン』勝利の決め手は高い観客の満足度だ。ジェシー・アイゼンバーグを始めとするお馴染みの豪華キャストに彩られた同作はロッテン・トマトで80%の観客スコアを獲得している。また、女性から高い支持を受けている点も特徴の一つだ。

一方、苦戦を強いられているのが2位の『ランニング・マン』である。グレン・パウエル主演の同作は、全世界で2820万ドルと伸び悩んだ。制作会社のパラマウントは公開前に全米で2000万ドルの初週興行収入を見込んでいたが、蓋を開けると1600〜1700万ドルという結果になった。

これまで『トップガン マーヴェリック』(2022)など、多くのヒット作に出演しているパウエル。それだけに『ランニング・マン』の伸び悩みは手痛い。もし、同作がこのまま停滞すれば彼の今後のキャリアにも関わりかねないと噂されている。

注目の全米興行収入ランキング

なお、『ランニング・マン』の敗因と分析されるのが3位の『プレデター:バッドランド』だ。2週目を迎えた同作は全米で1300万ドルを記録している。これで、同作の全米における興行収入総額は6630万ドルに達した。『バッドランド』と『ランニング・マン』は共に男性から高い支持を受けているため、両作で観客を食い合う形となった形だ。なお、『バッドランド』は全世界でも1億3630万ドルの興行収入総額を記録する快進撃を見せている。ちなみに、同作は『エイリアンVSプレデター』(2004)に次ぐシリーズ2番目の興行収入を記録している。今後の伸びにも期待したい。

また、4位につけるのが『Regretting You(原題)』だ。同作は、公開から1ヶ月を迎える中で400万ドルを記録する堅調をみせた。予想外の好パフォーマンスを見せ続けてきた同作はこれで4500万ドルの全米興行収入総額を達成した。

そして、5位にランクインしたのは5週目の『ブラックフォン 2』で、同作は265万ドルを記録した。これで公開以来快進撃を続けてきた『ブラックフォン 2』の全世界興行収入総額は1億2770万ドルに到達した。

今後の展開に注目だ。

※本記事は要約・抄訳です。オリジナル記事(英語)はこちら

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