浜辺美波『ほどなく、お別れです』での目黒蓮の所作に感服「手先に慈しみを感じた」
俳優の浜辺美波とSnow Manの目黒蓮がダブル主演する映画『ほどなく、お別れです』の完成報告会が20日、東京・元赤坂の明治記念館で行われ、2人のほか森田望智、鈴木浩介、永作博美、夏木マリと三木孝浩監督が出席した。
長月天音氏の小学館文庫小説賞の大賞を受賞したデビュー小説シリーズが原作。死者の声が聞こえるという特殊な能力を持つヒロインの美空と、その能力に気づいた葬祭プランナーの漆原がタッグを組み、最高の葬儀を目指していく物語。三木監督は、「この作品ほど自分事にできる内容はこれまでなかった。チャレンジすべき作品で、どの立場の方でも誰かしらに感情移入できると思った」と製作に6年をかけた経緯を語った。

浜辺は、「脚本が本当に素晴らしく、読みながら泣いてしまった。故人さまやご遺族と対峙した時にどんな感情になるか想像しきれなかったが挑戦したかった」と説明。「自分にしか声が聞こえないという表現はとても難しかったけれど、故人さまの思いをご遺族にちゃんと伝える役割にありがたみを感じました」と振り返った。
目黒も、「脚本を読み、すぐに(コミカライズされた)漫画も読み、悲しい話ではあるが、同時に今生きている喜びと亡くなった先にある希望が感じられる作品に魅了された」と笑顔。「漆原としてしっかり仕事で背中を見せることを凄く意識して、2人の関係性のように積み上げることができた」と満足げに話した。

さらに、目黒は納棺師の資格も持つ設定のため「ひたすら練習しました。着物を家に持ち帰って畳み方を繰り返したり、プランナーの先生の練習動画をひたすら見続け、振り付けではなく故人さまやご遺族に向けての思いを大切にしながら所作をやらせていただきました」と解説。その姿を間近で見ていた浜辺は、「美しく、手先に慈しみを感じた。背中で見せていただきました」と称えた。
そんな2人に三木監督は、「リスペクトし合い、いい関係性だった。この世代では“浮ついていない”男優、女優の№1。生と死の間で見送る落ち着き、誠実さがあって、2人に演じていただいて良かった」と絶賛。浜辺はその言葉に喜びを爆発させたが、目黒からすぐに「凄く喜んでいたね。ガッツポーズまでして」とツッコまれ、頬を赤らめていた。
『ほどなく、お別れです』は、2026年2月6日に全国で公開される。

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ほどなく、お別れです
取材/記事:The Hollywood Reporter Japan 特派員 鈴木元
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