【F1カタールGP予選】ピアストリ、カタールGPでポール獲得「本当にハッピー」
オスカー・ピアストリが土曜の予選で完璧なアタックを決め、カタールGPのポールポジションを獲得した。F1キャリア通算6回目、ルサイルでは初となるポールに、ピアストリは満足感を隠さなかった。
スプリントを終えてほとんどセットアップに手を加えず挑んだ予選。ピアストリは高速コーナーが連続する難所ルサイル・インターナショナル・サーキットで安定感のある走りを披露し、最後のアタックを取りやめたタイトルライバルのランド・ノリスを退けた。
「スプリント後、マシンにほぼ変更を入れなかった。気に入っていたし、壊れていないものは直す必要はない、という気持ちだったからね」とピアストリ。「今日のマシンの感触は本当に良かったし、走っていて楽しかった」

日曜の決勝は体力面で大きな試練になると話す。
「このコースは高速コーナーが多く、身体的にハードなレースになる。でも2年前ほどの暑さじゃないのは助かるね。厳しい戦いになるけど、このサーキットは好きだよ」
そして、今回のポールの価値をこう強調した。
「このポールは本当に大きい。スプリントを見てもわかるように、ここでのオーバーテイクは本当に難しいから」
角田、スプリント好走から一転失速に困惑「何が起きたのか全くわからない」
カタールGPのスプリントで力強い5位を獲得した数時間後、角田裕毅は予選でまさかのQ1敗退。その突然の失速に「ショックだ」と語り、困惑を隠さなかった。
予選直後、敗退を知らされた角田は、スプリントで手応えを得たマシンと感触がほとんど変わらなかったと強調しながら、結果とのギャップが説明できないと話した。
「何が起きたのか全くわからない。ラップはしっかりまとめられていたし、スプリントの時と感覚はほぼ同じだった。昨日からマシンのフィーリングも変わっていない。でも、影のように突然大きな落差が出て……本当に理由がわからない」

敗退のタイム差はわずか0.3秒。通常ならトップ10圏内に十分届く差だけに、角田も納得がいかない様子だ。
「それでもわからない。理解しがたい」
自身の走りに問題は感じていないとし、結論はデータ分析に委ねる考えを示した。
「自分の視点では差はなかった。限界まで攻めていたし、ミスの感覚もない。原因がどこにあるのか、これから確認しないと」
また、トラックリミットについても質問が及んだ。スプリントでは5秒ペナルティの原因にもなったポイントで、ジョージ・ラッセルはターン10の白線拡幅を提案している。これに関して角田は、カタールでは以前から同じ課題が続いていると指摘した。
「カタールは最初からずっとこうだよ。レイアウトを変えたいなら、来年に向けて何か対策すべきだと思う」
失望をにじませつつも、角田はスプリントで示したパフォーマンスに前向きな評価を残した。
「マシンがしっかりしていれば、自分は結果を出せる。それは今日のスプリントで証明できた」
日曜の決勝に向けては、戦略の制約がレース展開を難しくするとしつつも、順位を挽回する強い意志を示した。
「2ストップ義務で戦略の幅が狭くなるから、オーバーテイクは簡単じゃない。でも、できるだけ多くポジションを上げたい」

そして最後は、短くも力強い言葉で締めくくった。
「ベストを尽くすよ」
F1 カタールGP 予選 結果
1.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
2.ランド・ノリス(マクラーレン)
3.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
4.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
5.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
6.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
7.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
8.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
9.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
10.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
11.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
12.リアム・ローソン(レーシングブルズ)
13.オリバー・ベアマン(ハース)
14.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
15.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
16.角田裕毅(レッドブル)
17.エステバン・オコン(ハース)
18.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
19.ランス・ストロール(アストンマーティン)
20.フランコ・コラピント(アルピーヌ)
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