セバスチャン・スタン＆ジョン・バーンサル、20年の友情にファン熱狂！来年の注目作『アベンジャーズ：ドゥームズデイ』についてコメントも【東京コミコン2025】

12月5日（金）～12月7日（日）までの3日間、幕張メッセ（千葉市美浜区）にて「東京コミックコンベンション2025」（以下、「東京コミコン2025」）が開催。初日のセレブ・ステージには、映画『キャプテン・アメリカ／ウィンター・ソルジャー』や『サンダーボルツ*』のバッキー・バーンズ役などで知られるセバスチャン・スタン、そしてMCUのパニッシャー役で人気を博すジョン・バーンサルが登場。長年の友情と深い信頼関係が感じられるトークに、会場のファンからは何度も大きな拍手が湧き起こった。

ジョン・バーンサル（左）と、セバスチャン・スタン　写真：The Hollywood Reporter Japan

パニッシャーという役への向き合い方

ステージではまず、ジョン・バーンサルがパニッシャーというキャラクターをどのように捉え、役作りに臨んだのかが語られた。ジョンは「僕はまず父であり、夫なんです」と切り出し、家族の存在が役に深く結びついていると説明。「もし最も大切な人たちをうばわれたらどうなるのか。その感覚を理解するためには、どれほどよろこんで家族のために命を捧げられるかを知っている必要があります。家族は僕のすべてで、そこがこのキャラクターの核になります。暗い道ではありますが、フランクを演じるにはその道を歩かなければならない。それが僕のアプローチの始まりであり、中盤であり、そして終わりでもあります」と答えると、その真摯な回答に、客席からは静かに深い共感が広がった。

ジョン・バーンサル　写真：The Hollywood Reporter Japan

『サンダーボルツ*』撮影現場の雰囲気

続いて、セバスチャン・スタンが出演する映画『サンダーボルツ*』について話題が移ると、彼は笑顔で撮影現場の空気を振り返った。「撮影は本当に楽しかったです。デヴィッド・ハーバー、ワイアット・ラッセル、フローレンス・ピュー…とても才能あるメンバーばかりで、みんなユーモアにあふれていました。現場はただただ楽しい時間でしたね」と明かすと、さらに「気に入っていただけたら、続編を作れるよう応援してください」と話し、ジョンが「お前は何も怖がらないのかよ（笑）」と茶化すと、会場は和やかな笑いに包まれた。

セバスチャン・スタン　写真：The Hollywood Reporter Japan

20年来の関係性──互いを高め合う“戦友”のような存在

トーク後半では、2026年7月公開予定の映画『スパイダーマン：ブランド・ニュー・デイ』に関連し、ジョンがセバスチャンとの長い関係に言及した。「セバスチャンとは本当に長い付き合い。20年近いんじゃないかな。会ったときは彼は子どもみたいでした」と明かすと、セバスチャンも「僕たち、2人とも映画デビュー作が同じ作品なんです」と振り返る。

ジョンは続けて、セバスチャンへの深い敬意を示し「彼は信じられない才能の持ち主で、ずっと活躍を見てきてよろこびを感じてきました。唯一無二の存在です」と語った。さらにトム・ホランドとの思い出にも触れ、17歳のホランドと共にオーディションテープを撮ったこと、ノーラン作品や『スパイダーマン』シリーズで共演したことを語りながら、「若い才能が成長する姿を見るのはよろこびです」と明かした。

『アベンジャーズ：ドゥームズデイ』への期待

最後に、話題は2026年12月公開のマーベル注目作『アベンジャーズ：ドゥームズデイ』へ。同作について聞かれたセバスチャンは「とてもワクワクしています。何が起こるのか正直まだ分かりません。誰が生き残って、誰が残らないのか…ですよね。でも一番エキサイティングなのは、ロバート・ダウニー・Jrが戻ってくること。史上最高の俳優の一人が、この作品に特別な何かをもたらしてくれるはずです」とコメントすると、その言葉に、会場はざわめきと期待の空気に包まれた。

◼️東京コミコン2025公式 WEB サイト： https://tokyocomiccon.jp/