DC映画『スーパーガール』がTikTok史上初の試み!新予告編を全ユーザーに一斉配信 ワーナー・ブラザースの新戦略とは
DCユニバース新章を担う注目映画『スーパーガール』が、TikTokとタッグを組み、前例のないグローバルプロモーションを展開する。
現地時間12月11日(木)に公開された新予告編『スーパーガール(原題:Supergirl)』が、現地時間12月13日(土)、米国を含む13地域でTikTokの全ユーザーのフィードにおいて「最初に表示される動画」として配信される。
若年層へのプロモーション施策とその狙い
TikTok側はこれを、ハリウッドのスタジオが映画のプロモーションに活用できるかを測る“テストケース”と位置づけている。若年層に強い影響力を持つプラットフォームだけに、25歳のミリー・オールコックが演じるカーラ・ゾー=エル――スーパーマンのいとこで、荒削りな一面を持つ新たなスーパーガールにとって、大きな注目を集める機会になりそうだ。

配信対象は13地域、世界同時の大型展開
現地時間の土曜日に同施策が適用されるのは、米国のほか、カナダ、英国、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、アルゼンチン、コロンビア、ブラジル、メキシコ、韓国、オーストラリアの計13地域で展開される。
ワーナー・ブラザースとTikTokの新たな試み
この“アプリ起動時配信”に合わせ、親会社のワーナー・ブラザースは、TikTokの新プロダクトを試す最初のスタジオになる。新機能では、予告編がTikTokのロゴと連動するようになるという。さらに予告編は、ニューヨークのタイムズスクエア、ロンドンのザ・ナウ・ビルディングなど、米英の主要スポットでも放映される予定だ。加えてTikTokは「スポットライト・ページ」と呼ぶ特設ページも用意し、作品情報の集約に加え、関連クリエイターコンテンツのハブとして機能させるとしている。
本作は、監督クレイグ・ギレスピー、脚本アナ・ノゲイラのタッグで制作。出演にはマティアス・スーナールツ、イヴ・リドリー、デヴィッド・クラムホルツ、エミリー・ビーチャムが名を連ね、ジェイソン・モモアは、DCコミックスで人気のキャラクター、ロボ役で登場する。DCスタジオ(ジェームズ・ガンとピーター・サフランが統括)による次なるプロジェクトでもある。
監督・脚本・キャストが語る「アンチヒーロー」像
ギレスピー監督は現地時間の日曜日の予告編ローンチイベントで、「これは実にアンチヒーローの物語だ。彼女は多くの葛藤と重荷を抱えている。人生の局面がまるで違うスーパーマンとは対照的だ」と語った。さらにDCスタジオ共同代表のジェームズ・ガンも、「女性ヒーローは“完璧”に描かれがちだが、彼女はまったくそうではない」と強調している。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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