映画『男神』、クロアチア・ザグレブで開催された『第3回クロアチア日本映画祭』で二冠の快挙！「さらに世界へ歩みを進めていきます」

2025年9月に全国公開された井上雅貴監督の映画『男神』が、2025年12月12日（金）から14日（日）にかけてクロアチア・ザグレブで開催された『第3回クロアチア日本映画祭』において、「主演女優賞」と「衣装デザイン賞」の二つの栄冠を獲得した。

本作はすでに、オレンブルグ国際映画祭で「グランプリ」、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で「ニューウェーブ賞」を受賞しており、今回の受賞で国際的な評価をさらに高めた。

■主演女優賞（BEST ACTRESS）

元宝塚歌劇団の彩凪翔が、主人公の妻、そして母、巫女役を熱演し、みごと「主演女優賞」を受賞。彩凪翔は「主演女優賞という光栄な賞をいただき、心より感謝いたします。本作での経験を糧に、これからも一つ一つの役に真摯に向き合い、表現者として成長していきたいと思います」と、よろこびのコメントを述べた。

■衣装デザイン賞（BEST COSTUME DESIGN）

三城誠子は「日本の神話と精神性を、『衣装』と『演技』という二つの表現で世界に届けられたこと。国境を越えて評価されたことに、心から感謝しています。関わってくださったキャスト・スタッフの皆さま、そして、応援してくださったすべての方へ。本当にありがとうございます。この受賞を励みに、『男神』は、さらに世界へ歩みを進めていきます」とコメントした。

授賞式に参加したエグゼクティブプロデューサーの志賀司氏は「宝塚出身の彩凪翔さん、映画作品初メインロールでの受賞、本当にうれしく思います。本作品の制作中でも彼女の演技の魅力は感じていましたが、いきなりクロアチアで高評価を得て納得しました。彩凪さんの今後の活動に期待しています」と、コメントした。

映画『男神』は、2026年2月23日にロケ地でもある愛知県日進市で「国際映画祭受賞記念上映会」が開催される。

ストーリー

全国各地で母子失踪事件が続発する中、新興住宅地の建設現場で発見された謎の“穴”。その現場で働く和田（演：遠藤雄弥）の息子が突如姿を消す。穴の先には、巫女たちが“男神”を鎮めるために行う異様な儀式が待ち受けていた。息子を救うため、禁忌を破って穴に入る父・和田が目にしたものとは…。日本の伝統美に潜む狂気と、家族愛の極限を描く伝奇ミステリーとして話題を呼んでいる。

映画『男神』は、2025年9月19日より全国公開中。

【作品情報】

タイトル： 『男神』
監督・脚本： 井上雅貴
出演： 遠藤雄弥、彩凪翔、岩橋玄樹、須田亜香里、加藤雅也（特別出演）、山本修夢、アナスタシア
製作： 2025「男神」製作委員会
配給： 平成プロジェクト
配給協力： 東京テアトル
公開日： 2025年9月19日より全国公開中

【動画】映画『男神』予告編