ディズニー映画『美女と野獣』の実写スピンオフが進行中｜悪役ガストンの物語を描く
悪役ガストンのスピンオフが進行中
ディズニーが『美女と野獣』の実写スピンオフ作品『ガストン（原題：Gaston）』を製作中であることが分かった。この情報は『Deadline』誌が最初に報じ、米『ハリウッド・リポーター』も確認した。
本作は、『美女と野獣』に登場する悪役・ガストンを主役に据えたストーリーとなる予定だ。本プロジェクトはまだ初期段階にあり、詳細なプロットは明らかにされていない。
脚本は、ケイト・ヘロンとブリオニー・レッドマンが初稿を執筆し、デイヴ・キャラハムが最新稿を手がけるという。また、ミシェル・レジュワンがプロデューサーを務める。
アニメも実写も大ヒットした『美女と野獣』
フランスの童話を原作としたアニメーション映画『美女と野獣』（1991年）は公開当時大ヒットし、当時のディズニーアニメーション作品としては最高興行収入を記録した。
物語は、呪いによって野獣の姿に変えられたわがままな王子と、その王子と暮らすことを決意した女性ベルを中心に進む。同作は第64回アカデミー賞で6部門にノミネートされ、2部門で受賞を果たした。また、アニメーション作品として初めて最優秀作品賞にノミネートされた。
2017年には実写版『美女と野獣』が公開され、ベル役をエマ・ワトソン、野獣役をダン・スティーヴンス、ガストン役をルーク・エヴァンスが演じた。この実写版も大ヒットし、世界興行収入12億6,000万ドルを突破した。
ディズニーは最近、過去のアニメーション映画の実写版リメイクを積極的に進めている。米『ハリウッド・リポーター』が今年4月に報じた内容によれば、レイチェル・ゼグラーが白雪姫役、ガル・ガドットが女王役を演じた実写版『白雪姫』（2025年）の興行成績が振るわず、実写版『塔の上のラプンツェル』のプロジェクトが一時停止された。しかし、その後再び制作が進められている。
今年公開された実写版『リロ＆スティッチ』は大ヒットを記録し、バリー・ジェンキンス監督による『ライオン・キング』の前日譚『ライオン・キング：ムファサ』（2024年）も好成績を収めた。
また、ディズニー映画の悪役に焦点を当てた実写スピンオフ作品も次々とヒットしている。『眠れる森の美女』（1959年）の魔女をアンジェリーナ・ジョリーが演じた『マレフィセント』（2014年）や、『101匹わんちゃん』（1961年）に登場する悪女クルエラをエマ・ストーンが演じた『クルエラ』（2021年）などが挙げられる。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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