ホーム » NEWS » マライア・キャリー、全米20週首位の新記録

マライア・キャリー、米ビルボードHot 100史上最長記録を更新 「恋人たちのクリスマス」が通算20週首位

/
2024年、ヒューストンで行われたクリスマス公演に出演したマライア・キャリー 写真:Karen Warren/Houston
2024年、ヒューストンで行われたクリスマス公演に出演したマライア・キャリー 写真:Karen Warren/Houston
スポンサーリンク

マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス(All I Want for Christmas Is You)」が、米ビルボード・シングルチャート(Hot 100)において通算20週目の首位を獲得した。これにより、同曲はビルボードHot 100史上「最も長く首位を獲得した楽曲」として単独トップに立った。

米ビルボードが12月15日に発表したところによると、マライア・キャリーのこのホリデー・クラシックは、先週まで歴代1位タイで並んでいたシャブージーの「A Bar Song(Tipsy)」とリル・ナズ・Xの「Old Town Road」を抜き去り、新記録を樹立した。この歴史的快挙は、今後クリスマスシーズンが訪れるたびにさらに更新される可能性が高い。

ストリーミングが押し上げた“25年越しの快挙”

1994年に発表された同曲は、今や冬の風物詩として定着しているが、意外にもリリース当時はチャートの仕組み上、上位には入らなかった。初めてHot 100の頂点に立ったのは、発売から25年が経過した2019年のことである。ストリーミング時代の到来により、毎年ホリデーシーズンに再生数が急増する仕組みが、再生数が急増する仕組みが、この驚異的なロングヒットを支える大きな要因となった。

今週のHot 100は、トップ5すべてをクリスマスソングが占めるという異例の事態となっている。

  • 1位:マライア・キャリー – 「恋人たちのクリスマス」
  • 2位:ブレンダ・リー – 「ロッキン・アラウンド・ザ・クリスマス・ツリー」
  • 3位:ワム! – 「ラスト・クリスマス」
  • 4位:ボビー・ヘルムズ – 「ジングル・ベル・ロック」
  • 5位:アリアナ・グランデ – 「サンタ・テル・ミー」

ユーモアを交えた“王座奪還”の宣言

マライア・キャリー本人はこの快挙を受け、SNSでユーモアたっぷりに喜びを表現した。彼女は2019年、自身の持つ最長記録がリル・ナズ・Xに塗り替えられた際、彼に「聖火」を譲り渡す画像を投稿していた。しかし今回はその投稿を引用し、自分が再び聖火を手にした新たな写真を公開。「記録保持者」としての地位を、ユーモアを交えて改めて示した格好だ。

2026年も続く“伝説”

「クリスマスの女王」としての活躍は、ホリデーシーズン終了後も続く。2026年1月30日には、音楽業界の発展に寄与した人物に贈られる「ミュージケアーズ・パーソン・オブ・ザ・イヤー」の表彰式が控えており、グラミー賞ウィークの主役の一人となることは間違いない。

30年以上の時を経てなお輝きを増すこの楽曲は、もはや単なるヒット曲の域を超え、音楽史に残る生きた伝説となったといえる。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

【関連記事】

スポンサーリンク

類似投稿