ロブ・ライナー監督夫妻、死因は「鋭利な刃物による外傷」と判明——息子ニック被告を殺人罪で起訴
公判の様子と事件の経緯
現地時間2025年12月17日(水)、ロサンゼルス郡検視局は、ロブ・ライナー監督とその妻ミシェル氏の死因を「鋭利な刃物による複数の外傷」と発表した。
この発表の直前、夫妻の息子であるニック・ライナー(32)は両親に対する2件の第一級殺人罪で訴追され、現地時間12月14日(日)の逮捕後、初めて法廷に姿を現した。
米『AP通信』によると、ニック被告は手錠をかけられ、自傷防止用のスモックを着用した状態でロサンゼルス地裁に出廷した。法廷で発した言葉は少なく、裁判長から次回公判期日(現地時間1月7日)への同意を求められると「はい、裁判長(Yes, your honor)」と短く答えた。
『スタンド・バイ・ミー』などで知られる映画監督のロブ氏とその妻ミシェル氏は、ロサンゼルスのブレントウッド地区にある自宅で遺体となって発見された。

捜査関係者によると、両者の遺体には刃物による傷が認められた。ロサンゼルス市警察による現地時間12月16日(火)の記者会見で、ロサンゼルス地方検事局がニック被告を両親殺害の容疑で正式に起訴したと発表された。
遺された子どもたちが悲痛な声明を発表
この事件を受け、夫妻の子どもであるジェイクとロミー・ライナーは米『ピープル』誌に対し、「私たちの苦しみは想像を絶し、言葉では到底言い表せません」「これはあまりに恐ろしく悲惨な事件です。二度と起きるべきではありません」とそれぞれ心境を明かした。
また、ジェイクとロミーは「家族や友人をはじめ、多くの方々から寄せられた哀悼の意と温かい支援に感謝します」と述べた上で、プライバシーへの配慮を求めた。「今はプライバシーを尊重し、憶測は謹んでください。そして、両親が歩んだすばらしい人生と、彼らが注いだ愛を忘れずにいてくださるよう願っています」
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
【関連記事】
- 追悼:ロブ・ライナー監督が死去|『スタンド・バイ・ミー』ほか代表作で映画史に残した功績
- ロブ・ライナーの息子ニック・ライナーとは何者か――名家の重圧と依存症の苦悩
- トランプ大統領、ロブ・ライナー夫妻の死去をめぐり物議を醸す投稿
- 【2025年】U-NEXT人気作品ランキング発表!映画部門1位は『グランメゾン・パリ』―― 全9部門の結果でわかる、今年のヒット作
- 【2025年版】年末年始におすすめの映画10選|家で楽しむ!配信・DVDで今すぐ観られる注目作
