『ストレンジャー・シングス』シーズン5 VOL2配信直前！｜クリエイターと出演者が語る舞台裏

『ストレンジャー・シングス』シーズン5 VOL2：配信開始は12月26日

現地時間木曜日、『ストレンジャー・シングス未知の世界』試写会がニューヨークにて開催された。現地には製作陣とキャストが勢揃いし、Q＆Aに応じた。

試写会にはクリエイターのダファー兄弟に加え、フィン・ウルフハード、ガテン・マタラッツォ、ノア・シュナップ、ケイレブ・マクラフリン、ジョー・キーリーにマヤ・ホークらが出席した。来る12月26日にはシーズン5のVOL2（第5〜7話）、そして来月1日にはVOL3（最終回）が配信される。VOL2への期待が高まるなか、出席した面々はさまざまな裏話を語ってくれた。

なお、収録中の“いじめ”が報じられていたデヴィッド・ハーバーとミリー・ボビー・ブラウンの二人はイベントへの出席を見送っている。（米『ハリウッド・リポーター』の問い合わせに対し、ブラウンはスケジュールの都合、ハーバーは腕の負傷を理由に欠席したと説明している）

ミリー・ボビー・ブラウンとデヴィッド・ハーバー、『ストレンジャー・シングス』シーズン5ワールドプレミアにて写真：Kevin Winter/Getty Images

ダファー兄弟が語る『ストレンジャー・シングス』VOL2の演出意図

特にクリエイターのダファー兄弟が一番こだわったのは『親愛なるビリー』（シーズン4/第4話）だという。ふたりはシリーズを通していかにキャラクター描写と派手なアクションやモンスターを両立するかという点に配慮していたようだ。

「私たちが目指す理想のバランスを実現したのが『親愛なるビリー』なんです。そこでは二つの要素が同時に頂点に達しますからね。ド派手なヴィジュアル効果が全開になるのと同時に、マックス（演：セイディー・シンク）の感情も全開になるんです。この二つが衝突する瞬間こそがまさに究極の瞬間ですよ」

そんな彼らが『親愛なるビリー』に匹敵するシーズン5の最高のハイライトと語るのは第4話だ。同話においてウィル（演：ノア・シュナップ）とヴェクナ（演：ジェイミー・キャンベル・バウアー）が対峙するシーンが二人のお気に入りだという。

「第4話の終わりにノアが見せた驚異的な演技こそが、我々が目指していたものです。あの壮大なアクションシーンの一部でありつつ、ウィルにとって非常に感情的な瞬間となるようにしました」

（左から）ウィル、マイク、ジョイス、 Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス未知の世界 5」VOL1：独占配信中、VOL2：12月26日（金）、フィナーレ：26年1月1日（木）より世界独占配信COURTESY OF NETFLIX © 2025

VOL2で変化するスティーブとダスティンの関係性

また、これまでコミカルな役回りの多かったスティーブ（演：ジョー・キーリー）とダスティン（演：ガテン・マタラッツォ）のコンビがシーズン5ではシリアスな役回りを務める展開に驚いたファンは多かったに違いない。キーリーは語った。

「あの二人は繋がっているんです。彼らは非常に強い絆で結ばれていますから、私たち二人にとってシーズン5は新たな領域でした。シーズンが始まった直後から緊張感が一気に高まりましたけど、それはまさに大きなものが掛かっているということだと思います。だからこそ、毎日現場でその高い緊張感を維持し続けることは私にとっても挑戦でした。常に自分たちの使命を思い出させられる状況でしたね。なぜならこの作品は私たち全員にとって非常に大切でしたし、キャラクターを立派に送り出したいと願っていたからです」

コンビの片割れであるマタラッツォもキーリーと撮影を通じて関係が一層深まったと振り返った。彼によれば二人の間柄はまさに「以心伝心」だという。