メーガン妃、サンダンス映画祭で異例のスピーチ!ヘンリー王子と製作総指揮を務める新作ドキュメンタリーを熱烈アピール
アメリカで少女たちの育成活動として親しまれているガールスカウトに、幼少期から参加していたメーガン妃が、サンダンス映画祭で初披露されたドキュメンタリー映画『クッキー・クイーンズ(原題:Cookie Queens)』への特別な思いを語った。
本作はアリサ・ナミアス監督によるドキュメンタリーで、メーガン妃とヘンリー王子は製作総指揮として参加している。少女たちがクッキー販売を通して成長していく姿を描き、家族やコミュニティとのつながりに焦点を当てた作品だ。
メーガン妃はこの映画について、「アメリカの伝統とノスタルジーに根ざした、最も力強く、意味のある作品の一つ」と評し、少女たちの成長の過程を温かく、そして誠実に捉えている点に強い共感を示した。
サンダンスでのサプライズ登場とワールドプレミア
メーガン妃とヘンリー王子は、今年のサンダンス映画祭で積極的な動きを見せている。1月24日(現地時間)の夜、夫妻は製作総指揮を務めるアリサ・ナミアス監督のドキュメンタリー映画『クッキー・クイーンズ(原題:Cookie Queens)』のワールドプレミア上映が行われたソルトレイクシティの会場に、サプライズで登場した。
さらに、翌日の25日(現地時間)には、ユタ州パークシティで行われた上映にも姿を見せた。午前9時スタートの上映を前に、夫妻は午前8時半前にレッドカーペットに到着。ヘンリー王子は劇場入口付近で来場者に対応し、その後、監督のナミアスと写真撮影を行っていたメーガン妃に合流した。
その後ふたりは、作品に出演するキャストや関係者と和やかに交流する姿も見せ、会場は温かな空気に包まれていた。

メーガン妃が異例の映画紹介スピーチ
メーガン妃は、ナミアス監督とともに選ばれた記者団のインタビューに応じた後、さらにサプライズでステージに登場し、映画の紹介を行った。
サンダンス映画祭において、製作総指揮者が監督よりも先に壇上でスピーチを行うのは極めて異例だが、主催者側は「メーガン妃が会場にいるこの機会を最大限に生かしたい」と判断したという。
ステージに招かれたメーガン妃は、「皆さん、おはようございます。こんなに早い時間から来てくださって、本当にありがとうございます。」と笑顔で挨拶し、観客を温かく迎えた。
続けて『クッキー・クイーンズ(原題:Cookie Queens)』について、「この作品は、少女たちとその家族が抱く野心や愛情、そして粘り強さを、とても誠実に描いています」と語り、会場に集まった観客へ作品に込めた思いを丁寧に伝えた。
さらに、「小さなクッキーとコーヒーがあれば、解決できない問題なんてありませんからね」とユーモアを交えた一言も添え、場内は和やかな空気に包まれた。
また、メーガン妃は、映画に登場する4人の少女たちについて以下のように言及している。
「私と夫、そして私たちの制作プロダクションは、本作を支援し、その価値を広げられることを誇りに思っています。この映画は、確かに映画祭で最も可愛らしい作品の一つかもしれません。しかし、それ以上にアメリカの伝統やノスタルジーに根ざした、非常に力強く意味深い作品でもあります」
さらに、ナミアス監督の表現力にも触れ、「ナミアスの創造性を通して、少女時代の経験とそこに絡められるさまざまな複雑さが、現代的な形で描き出されています」と評価した。
そのうえで、「彼女たちは確かに愛らしく、魅力的な存在です。しかし同時に、これから強いリーダーへと成長していく、美しい少女たちでもある。その姿を丁寧に描いてくれたことに感謝しています」と言葉を残した。
サンダンスでのワールドプレミアと「故郷に帰ってきた」感覚
今回、米『ハリウッド・リポーター』はレッドカーペットで、メーガン妃とナミアス監督にインタビューを行った。
ナミアス監督は、本作がインディペンデント作品であり、現在も配給会社を探している段階であることに触れながら、サンダンス映画祭でワールドプレミアを迎えた心境を明かしている。
「この作品は、サンダンス・カタリスト(開発資金ラボ)から始まりました。このラボは、長年アーティストとしての私にとって非常に大きな存在です。そんな場所で初上映を迎えられることは、まず何より故郷に帰ってきたような感覚でもあります。多様なストーリーテラーが集まるこの場所に戻ってこられたことが嬉しいですし、他の作品を観るのも本当に楽しみです。対立や分断が目立つ今の時代に、物語がいかに人々を結びつけるかを実感できる場でもありますから」
一方、メーガン妃は、ヘンリー王子とともにプロデューサーとして本作に関われたことについて、「とても光栄です」と語る。
「少女たちの家を題材に、もっと甘くシンプルな物語にすることもできたと思います。確かに可愛らしさはありますが、この作品には人間ドラマと少女の成長の物語がたくさん織り込まれています。このプロジェクトに参加する機会を与えてくれたことに、心から感謝しています。この2年間抱いてきた情熱が、ようやく形になりました」

誰もが共感できる少女時代と家族の物語
またナミアス監督によると、映画に登場する4人の少女たちは、同じくガールスカウト出身であるメーガン妃がプロジェクトに参加していると知り、「とても興奮していた」という。
少女たちと自身との共通点を問われたメーガン妃は、「一言では言い表せないほど、さまざまな思いが重なっています」と前置きしつつ、次のように語った。
「この映画の特別なところは、ガールスカウト経験の有無に関わらず、誰もが共感し、心を重ねられる要素がたくさん詰まっている点です。ナミアスはこの物語を、家族やコミュニティ、子育て、そして少女時代の複雑さを丁寧に描く作品として作り上げました。その美しさが、この映画にはあります」
さらに、成長期の少女たちが直面する現実についても触れ、「そこには決して難しい瞬間や、若い女の子たちにのしかかるプレッシャーもあります。でも、それは私たち誰もが理解できることだと思います」と続けた。
「私自身、少女だった頃の経験からも、そして今は母親としての立場からも、そのことを強く実感しています。これはとても普遍的なテーマです」と語り、作品に込められた思いの広がりを強調した。

夫妻が設立した制作会社『Archewell Productions』の今後の野望
ヘンリー王子とメーガン妃によって2020年に設立された制作『Archewell Productions』は、これまでも複数のノンフィクション作品に関わってきた。最近では、モーゼス・ブワヨとデビッド・ヴィエイラ・ロペスによるドキュメンタリー『マサカ・キッズ:あふれる夢をリズムに乗せて』(2025)の支援も行っている。
今後のハリウッドでの展望について問われると、メーガン妃は「強い視点を持つクリエイターたちと出会い、こうしたプロジェクトをさらに見つけていきたい。そして、可能な限り最善の形で支援する方法を探していくことです」とコメント。
社会性と人間味にあふれた作品づくりを、今後も後押ししていく姿勢を示した。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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