『ラブストーリー ジョン&キャロリン』が描くジョン・F・ケネディJr.極秘結婚、ドラマにない舞台裏を元関係者が語る
1996年に行われたジョン・F・ケネディ・ジュニアとキャロリン・ベセットの極秘結婚を題材にしたFXドラマ『ラブストーリー ジョン&キャロリン』の第6話「The Wedding」。当時ケネディの雑誌『George』で働いていたライター、リサ・デパウロが本エピソードを振り返り、ドラマの再現度や実際の結婚式の舞台裏について語った。
第6話、ジョン・F・ケネディ・ジュニアの極秘結婚を描く
第6話「The Wedding」は、ジョン・F・ケネディ・ジュニアとキャロリン・ベセットが1996年にジョージア州カンバーランド島で極秘裏に挙げた結婚式を描くエピソードだ。
デパウロによると、実際の式に出席したのはわずか40人ほどで、ケネディが編集長を務めていた雑誌『George』のスタッフですら招待されていなかったという。そのため、当時を知る関係者にとっても、この結婚式は長らく謎に包まれた出来事だった。
ドラマでは、海辺でのロマンチックな場面やカップルの親密な描写が多く盛り込まれているが、デパウロはその演出について「まるでリアリティ番組のようだ」とやや皮肉を交えて指摘する。海をめぐる象徴的な会話なども多く、物語の雰囲気づくりに強く用いられているという。
結婚式の舞台となったジョージア州カンバーランド島の再現
一方で、ロケーションの再現には評価すべき点もある。
ドラマでは、結婚式の舞台となったジョージア州カンバーランド島の宿泊施設や小さなバプテスト教会、自然に囲まれた道路などが丁寧に再現されている。式の準備のために島を訪れたキャロリンの母親が、ジープで移動する場面なども描かれている。
また、ケネディ家の親族であるリー・ラジウィル(ジャクリーン・ケネディ・オナシスの妹)を結婚式に招待しないという決断についても触れられている。デパウロによれば、秘密を守る必要があった当時の状況を考えると、この判断は現実に即しているという。
ドラマで描かれなかった“極秘結婚”の舞台裏
デパウロが最も残念に感じたのは、実際の結婚式の準備過程がほとんど描かれていない点だ。
当時、結婚式は徹底した秘密主義のもとで準備されていた。紙の証拠を残さないため、正式な招待状は作られず、招待はすべて電話で行われたという。また、招待された友人の一部には「招かれた唯一の友人」と伝え、情報が広がるのを防いでいた。
さらに、キャロリンと友人のキャロル・ラジウィルが夜に『George』誌のオフィスへ忍び込み、結婚式のプログラムをコピーしたというエピソードもあったが、こうした舞台裏はドラマでは描かれていない。
結婚式が無事終わった後、ケネディはスタッフに向けて「週末に何をしたと思う?」という軽い調子のメールを送ったという。極秘結婚が成功したことに、本人たちが強い喜びを感じていたことを示す逸話だ。
ケネディ家の描写をめぐる議論
第6話では、ケネディ家の人物像も大きく描かれる。
ケネディ家の親族であるエセル・ケネディとの対面や、叔父テッド・ケネディによる叱責、姉キャロライン・ケネディと夫エド・シュロスバーグが主催する夕食会など、家族との緊張関係がドラマの重要な要素となっている。
特にキャロライン・ケネディの描写については、やや誇張されているのではないかという見方もある。ドラマでは厳しい人物として描かれている一方で、キャロリンが彼女をメイド・オブ・オナーに指名する場面も登場する。この判断についてデパウロは「キャロリンの賢さを示す一例かもしれない」と語っている。
また、劇中で「ジョンは政治に興味がない」と語られる場面もあるが、当時の周囲の人々はその見方に懐疑的だったという。
実在の人物をモデルとしたドラマだけに、『ラブストーリー ジョン&キャロリン』の描写がどこまで史実に近いのかについては、視聴者の間でも議論が続きそうだ。
『ラブストーリー ジョン&キャロリン』は2月13日から、ディズニープラスで配信されている。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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