ゲッティイメージズ(getty images)のCEO、AIにおける業界標準を求める

Getty Images CEO Calls for Industry Standards Around AI
Craig Peters氏
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ストック写真大手のGettyImagesは、AI大手のNvidiaと提携し、Gettyの著作権で保護されたストック画像ライブラリを使ってAIツールを開発している。

ストック写真の世界は急速に進化しており、人工知能(AI)がますます重要な役割を果たしている。この分野の主要企業であるGetty Imagesは、最近、AI大手のNvidiaと提携し、Gettyの著作権で保護された膨大なストック画像ライブラリを使ってAIツールを開発している。Getty ImagesのCEOであるCraig Peters氏は、AIの可能性に意欲的だが、クリエイティブ産業に対するAIの潜在的な危険性についても警戒している。

最近、カンヌのMIPTVで開催されたAIイノベーションサミットに先立ち、The Hollywood Reporterとのインタビューで、Peters氏は生成AIの悪用について懸念を表明し、業界標準の必要性を強調した。彼は、LAストライキなどの過去の事例を引用しながら、AIの自動化によって人間のクリエイターが置き換えられるリスクを指摘した。Peters氏は、AI技術の急速な進歩の中で、社会的な影響に対処し、クリエイターの権利を保護することの重要性を主張した。

Getty Imagesは、この点に関して積極的な措置を講じており、Stability AIなどの企業に対して著作権侵害の疑いで法的措置を取っている。さらに、同社はNvidiaと協力して、AIによるテキストから画像、テキストから動画へのサービスを作成している。Peters氏は、このコラボレーションはクリエイターの権利を守るだけでなく、AIで生成されたコンテンツの悪用も防ぐと主張している。Gettyの画像ライブラリなどのライセンスされたデータのみでAIモデルを訓練することで、ディープフェイクや無断コンテンツを生成するリスクを最小限に抑えることができるのだ。

最終的に、Getty Imagesは、イノベーションと倫理的配慮のバランスを取り、クリエイターがデジタルの進化する状況に適応するのを支援しながら、AI技術を責任を持って活用することを目指している。Peters氏は、業界標準と責任あるAIの実践を提唱することで、AIがクリエイティブなプロセスを減らすのではなく、強化するような未来を想定している。

※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。

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