Netflixが「ウォレスとグルミット」の新作とザック・スナイダーの「Twilight of the Gods」の試写会をアヌシー映画祭で発表
Netflixは、フランスのアニメーション映画祭で話題の「ウルトラマン ライジング」を初公開し、「ブルーアイ サムライ」と「ポケモン コンシェルジュ」を公式コンペティション部門で上映する予定である。
クレイアニメの伝説的存在であるニック・パークとMerlin Crossinghamは、今年のアヌシー・アニメーション映画祭で、ストップモーション・ファンに待望の「ウォレスとグルミット」の新作映画を披露する。
「ウォレスとグルミット」の新作とは?
タイトル未定の本作では、チーズ好きの発明家ウォレスが、家庭菜園用の「スマートノーム(小人)」を設計するが、それが自我を持ち始めて事態がエスカレートしていく。そこで忠実な相棒の犬グロミットが状況を収拾しにあたりる。パークとCrossinghamが共同で監督を務め、パークのストーリーと「ひつじのショーン」「ノミオとジュリエット 夢見る庭の恋」のライターであるマーク・バートンの脚本に基づいている。
本作は、イギリスではBBCで先行公開されるが、それ以外の国ではNetflixで全世界初公開される。アードマン・アニメーションズによる人気キャラクターを題材にした2作目の長編で、アカデミー賞を受賞した「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」(2005年)と、アカデミー賞を受賞した「ズボンをなくした男」(1993年)や「危機一髪」(1995年)など、数々の受賞歴のある短編シリーズに続くものだ。また、アードマンは今年のアヌシーで開催される「ウォレスとグルミット」の展示会に合わせて、新作の人形を何体か持参する予定だ。
「Twilight of the Gods」とは?
アードマン作品とは対照的なアニメーション作品として、ザック・スナイダーとデボラ・スナイダー、そしてジラム・アニメーションのスリマン・アニス監督が、新作の大人向けアニメシリーズ「Twilight of the Gods」の一場面を上映する。ザック・スナイダー、ジェイ・オリビア、エリック・カラスコによって創作されたこのシリーズは、古代北欧神話の物語を描いたものである。声優陣には、シルヴィア・ホークス、スチュアート・マーティン、ピロウ・アスベク、クリストファー・ヒヴジュー、ピーター・ストーマー、コリー・ストールらが出演している。このシリーズは今秋世界中でNetflixで配信される予定だ。一方、スナイダーの『Rebel Moon』の第2部は4月19日にNetflixで公開された。
Netflixはアニメーションとアニメに全力を注いでおり、アヌシーを利用して多くの新作シリーズをハイライトする予定だ。日本の人気アニメを基にしたアドベンチャー作品「ウルトラマン ライジング」が6月12日にフランスの映画祭で世界初公開される。アニー賞受賞作「ブルーアイ サムライ」とアニー賞ノミネート作「ポケモン コンシェルジュ」は、いずれも映画祭の公式コンペティション部門に選ばれている。
ネットフリックスがアヌシー国際アニメーション映画祭で今年注目するその他の作品は以下の通りである。
- オスカー受賞候補にもなった監督フィル・ジョンソン(『インターネット・リメイク』)による、ロアルド・ダールの原作を基にした『The Twits』
- スカイダンス・アニメーションの『Spellbound』
- スチームパンク・アクション・アドベンチャーシリーズ『Arcane』
アヌシーは今週末に2024年のラインナップ全体を発表する予定だ。
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。