カンヌ、ミシェル・アザナビシウス、モハマド・ラスロフ、エマニュエル・パルヴのタイトルを公式コンペティションに追加
フランスの映画祭は、13本の新作を選抜に追加した。
カンヌ国際映画祭は、5月14日から25日まで開催される第77回の公式セレクションに新たな作品を追加したことを発表した。
コンペティション部門には3本の新作が追加された。アカデミー賞受賞監督ミシェル・アザナビシウスのアニメーション作品『he Most Precious of Cargoes』、イラン人監督モハマド・ラスロフの『Seed of the Sacred Fig』、エマニュエル・パルヴの『Three Miles to the End of the World』
『アーティスト』は2011年にアザナビシウスを国際的な名声に押し上げた作品だ。アカデミー賞で作品賞を獲得し、10部門でノミネートされ、5部門で受賞。アザナビシウスは最新作で、ジャン=クロード・グランベールによる第二次世界大戦を舞台にした同名の小説を、ホロコーストを背景にマジカルリアリズムで描いて脚色した作品。
ラスロフは、1年前にイラン当局から国外退去を禁止され、カンヌ国際映画祭でアン・セルタン・ルガール部門の審査員を務めるために参加できず、カンヌでの初演に参加することは期待されていない。さらに、アレクサンドル・ド・ラ・パテリエールとマチュー・ドラポルト監督による古典小説「モンテ・クリスト伯」の映画化作品で、ピエール・ニネイが主演を務める作品が、コンペ外でカンヌでデビューする。
また、フランスの映画祭では、オリバー・ストーンのブラジルの指導者ルラ・ダ・シルバに関するドキュメンタリー『Lula』、アルノー・デプレシャンの『Spectators』、ルー・イェの『An Unfinished Film』、チュドール・ジュルジウの『Nasty』の特別上映も発表された。また、カンヌ・プレミア部門では、ガエル・モレルの「Vivre, Mourir, Renaitre」とジェシカ・パルドの『Maria』が追加された。
カンヌではまた、ルナール・ルナルソン監督の『When the Light Breaks』が5月15日にアン・セルタン・ルガール部門のオープニング作品となり、セリーヌ・サレットの初長編『Niki』とギンツ・ジルバロディスの『Flow』がこの部門に追加されることも発表された。
第77回カンヌ映画祭は、5月14日にカンタン・デュピューの『セカンド・アクト』(レア・セドゥとヴァンサン・ランドン主演)で開幕される。映画祭は5月24日まで開催。
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