アンソニー・ホプキンス、作曲家伝記映画『The King of Covent Garden』でゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルを演じる
『Minamata』の監督アンドリュー・レヴィタスが本作品のメガホンを取ることになっており、オペラスターのキャサリン・ジェンキンスがエグゼクティブプロデューサーとして参加している。
長年の俳優キャリアの中で、リチャード・ニクソン(『Nixon』)、ジークムント・フロイト(『Freud’s Last Session』)、アルフレッド・ヒッチコック(『Hitchcock』)、アドルフ・ヒトラー(1981年のテレビ映画『The Bunker』)など、実在の人物を数多く演じてきたアンソニー・ホプキンスが、新作『The King of Covent Garden』で作曲家ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルを演じることになった。
『Minamata』の監督アンドリュー・レヴィタスが、ドイツ出身のイギリスのバロック時代の作曲家が1741年の傑作『メサイア』をどのように作り上げたかに焦点を当てた伝記映画の監督を務める。脚本はティム・スローバーが執筆。ダン・ルポヴィッツとケヴァン・ヴァン・トンプソンがプロデュースを担当する。
オペラスターのキャサリン・ジェンキンスは本プロジェクトのエグゼクティブプロデューサーとして参加し、音楽アドバイザーとしても関わるほか、今後のマーケティング活動にも協力する予定だ。ピーター・タッチ(『Military Wives』『The Son』)もエグゼクティブプロデューサーを務める。
エンバンクメント・フィルムズは『The King of Covent Garden』の世界的なプレセールを担当し、今月下旬のカンヌ映画マーケットでバイヤーにプレゼンテーションを行う予定だ。そのピッチは「天才が全てのルールを打ち破り、世界中の観客の想像力を刺激するアンセムを作り出す、力強く威厳のある称賛」だという。本作は2025年の晩秋に公開予定だ。
エンバンクメントはまた、ホプキンスの『The Father』の国際セールスも担当しており、この作品でウェールズ出身の俳優は2度目の主演男優賞を獲得した。もちろん、1度目は1991年の『羊たちの沈黙』でハンニバル・レクターを演じたことで受賞している。
レヴィタス監督は声明の中で、この映画のストーリーは「最低の状態で出会った、ありそうもない二人組が、一緒になって『人々のための音』という壮大で前代未聞のものを作り上げる。それが、300年近くにわたって年間のベストセラーとなっている画期的な傑作『メサイア』だ」と語っている。また、スローバーの脚本は「情熱的で、あらゆる色と汚れを含んだ実体験で満ちており、驚くほど現代的な関連性、普遍的な人間のつながり、精神的な高揚感を持つ、引き込まれる人間ドラマを作り出している」と述べている。
ホプキンスは、UTAとGoodman, Genow, Schenkman, Smelkinson and Christopherのミッチ・スメリキンソンが担当している。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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