AmazonプライムビデオとMGMスタジオがモーション・ピクチャー・アソシエーションに加入
映画・テレビスタジオを代表するハリウッドの業界団体であるモーション・ピクチャー・アソシエーション(MPA)に、注目の新メンバーが加わった。
アマゾンは、プライムビデオとアマゾンMGMスタジオの子会社を通じてMPAに加入する。
『ソルトバーン』などの映画や『フォールアウト』などのTVシリーズを製作するアマゾンは、パラマウント・ピクチャーズ、ソニー・ピクチャーズ、ユニバーサル・スタジオ、ウォルト・ディズニー・スタジオ、ワーナー・ブラザーズ・ディスカバリーに加え、2019年に加盟したネットフリックスに次いでの加盟となる。
MPAは著作権や知的財産権の保護、海賊版対策、制作奨励金など、公共政策とエンターテインメントが交差する問題において、非常に強い姿勢で戦っている。
「MPAは、成長し進化する業界の世界的な代弁者であり、プライムビデオとアマゾンMGMスタジオを我々の仲間に迎えることは、我々の最も革新的で創造的な企業のために、我々の集団的な政策立案とコンテンツ保護の努力を広げることになる」と、MPAの会長兼CEOであるチャールズ・リブキンは声明で述べた。「MPAのスタジオは、地域経済を活性化し、雇用創出を促進し、文化を豊かにし、彼らが働くあらゆる場所で地域社会を活性化します。プライムビデオとアマゾンMGMスタジオがMPAの特別会員に加わることで、MPAは世界最高のストーリーテラーのためにさらに大きな発言力を持つことになります」。
「アマゾンの使命は、魅力的な映画とテレビで世界中のお客様を楽しませることです。そのためには、ストーリーテラーを支援すると同時に、スタジオとクリエイティブパートナーの双方にとって有益な、健全なエンターテインメント業界の維持に貢献しなければなりません。我々は、MPAとその加盟スタジオと共に、世界中のクリエイター、コンテンツ、消費者を保護するための総合的な取り組みに参加できることを誇りに思います。」
アマゾンは過去にもMPAと協力しており、2017年からはMPAの海賊版対策団体Alliance for Creativity and Entertainment(ACE)の運営委員を務めている。MGMは以前、1928年から2005年までMPAのメンバーだった。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。翻訳/山中 彩果