東宝がインディーズ配給会社GKIDSを買収
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ゴジラ映画で有名な東宝が、北米のインディーズ映画製作・配給会社GKIDSを買収する契約を発表した。
ニューヨークに本拠地をおくGKIDSは2008年に設立。契約の金銭的条件は明らかにされていないが、創業者兼CEOのエリック・ベックマンと社長のデイヴ・ジェステッドの下、東宝の子会社として運営されることとなる。
昨年、GKIDSは宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』でアカデミー賞を受賞。『ゴジラ -1.0』の北米での興行的成功も収めた。
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日本で最も長い歴史を持つエンターテイメント・コングロマリットのひとつである東宝との提携により、GKIDSは、北米におけるNetflix、ディズニー、ユニバーサルといった巨大企業や、年々勢いを増すアップルやアマゾンといったシリコンバレーの競合企業との競争に打ち勝つ可能性を持ち始める。
東宝側としては、GKIDSの買収は、日本の巨大エンターテインメント企業を国際的に成長させ、日本や海外の作品やクリエイターを海外のパートナーとより広く結びつけることを目的としている。東宝グループはすでに日本の配給市場で45%のシェアを占める。
この契約は、東宝とGKIDSが『天気の子』、『プロメア』、『千と千尋の神隠し』のライブ・オン・ステージなどの以前のプロジェクトで協力してきた流れに続くもの。
※本記事はオリジナル記事から抄訳・要約しました。翻訳/山中 彩果
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