ブロードウェイミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、1月で公演終了へ

ロジャー・バート(左)とケイシー・ライクス
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ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が2025年1月5日をもってブロードウェイでの上演を終了することがわかった。

1985年の映画を映画化したこのミュージカルは、2023年8月3日にブロードウェイのウィンターガーデン劇場で開幕。これまで、8000万ドルを売り上げ、映画ファンや新たな観客をブロードウェイに呼び込んだかに見えたが、批評家の評価は芳しくなく、興行収入と観客動員数は徐々に減少している。

プロデューサーは、今後1年半の間に、ドイツ、日本を含む4つのプロダクションをオープンする予定。このミュージカルを「物理的に完全な状態で」上演するため、ロイヤル・カリビアンと8年間の契約を結んだとも発表した。

ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は英国発祥。ロンドン公演はウェストエンドで4年目を迎え、2024年夏から始まっている北米ツアーもある。

ブロードウェイミュージカルとしてのこの作品は、トニー賞のミュージカル部門の最優秀主演男優賞と最優秀舞台美術賞(作品の一部に空飛ぶ車が登場するため)の2部門にノミネートされたが、2024年の授賞式ではトロフィーを手にすることはできなかった。

また、同作品は昨年、クリスマスと大晦日の間の週に210万ドルという最高の興行収入を記録した。しかし、最近は興行収入が100万ドルを下回り、観客動員数も減少している。そうした中で、大勢のキャストと、多くの技術的要素を特徴とするこのショーを維持するのは難しいがゆえの判断だと思われる。

日本では、劇団四季によるミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が、2025年4月に開幕することが発表されている。

※本記事はオリジナル記事から抄訳・要約しました。翻訳/山中 彩果

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