映画『Rust』ワールドプレミア、主演アレック・ボールドウィンは不在
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撮影監督ハリナ・ハッチンズの撮影現場での悲劇的な死から3年、アレック・ボールドウィン主演のインディーズ西部劇『Rust(原題)』が水曜日にようやくプレミア公開された。
ポーランドのカメリマージュ映画祭は、映画撮影の功績に焦点をあてた、業界で高く評価されているイベント。プレミアに集まった観客の多くは、現役の撮影監督やプロダクションの関係者で占められていた。
上映が始まると、訴訟・和解後にこの映画を仕上げ切った『Rust』の監督ジョエル・ソウザとビアンカ・クラインは、盛大な拍手で迎えられた。
上映に先立ち、カメリマージュのディレクターであるカジミエシュ・スワラは、ハッチンズ監督に敬意を表し、観客に1分間の黙祷を捧げるよう呼びかけた。
映画祭の創設者であるマレク・ジドヴィッチがマイクを握り、『Rust』のプレミア上映を引き受けたのは、彼女の作品をこの映画祭で上映することが「ハリナの夢だったから」だと語った。「これは、ハリナの友人たち、つまりカメラマン、監督、そしてここカメリマージュの映画製作者コミュニティのための上映会なのです」とジドヴィッチは語った。
ハリナの死後、遺族はボールドウィンら製作チームに訴訟を起こした。
和解後、監督らが映画を完成させた。『Rust』製作プロダクションの顧問弁護士は、以前米ハリウッド・リポーターの取材にて「この映画の収益は、遺族への支払いに使われる」と話している。
※本記事はオリジナル記事から抄訳・要約しました。翻訳/山中 彩果
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