オーストラリア、世界初の16歳未満SNS利用禁止法を可決

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SNSアプリ Joe Raedle/Getty Images
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オーストラリア議会は11月29日、16歳未満の子供のSNS利用を禁止する画期的な法律を可決した。上院で34対19、下院で102対13の賛成多数で成立したこの法律は、TikTok、Facebook、Instagram、Snapchatなどのプラットフォームに適用される。

アンソニー・アルバニージー首相は「プラットフォームは子供の安全を最優先する社会的責任がある」と述べ、法律の意義を強調した。違反した企業には最大3,300万ドル(5,000万豪ドル)の罰金が科される。プラットフォーム各社には法施行まで1年の猶予が与えられる。

アルバニージー首相は、この法律は、インターネット上での子どもへの危害を懸念する親たちを支援するものだと述べた。

「プラットフォームには今や、子供たちの安全を最優先にするという社会的責任がある」とアルバニージー首相は記者団に語った。

しかしこの法律には批判的な声も多い。メンタルヘルスに関する専門家は、特にLGBTQIコミュニティや地方の子供たちにとって、ソーシャルメディアは重要な支援ネットワークであると指摘。一方で、オンライン安全活動家は、「ネット上の恐ろしい危害から子供たちを守る歴史的な瞬間」と評した。

プライバシー保護のため、身分証明書の提出は求められず、YouTube、WhatsAppなど教育・健康目的のサービスは適用除外となる。次期総選挙を控え、政府の「子供保護」アピールとの見方もある。

オーストラリアのこの法律は、子供のオンライン安全をめぐる世界初の大胆な挑戦として、各国から注目を集めている。

※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら

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