ケイト・ベッキンセイル、撮影現場でのハラスメントと虐待を告白
ケイト・ベッキンセイルは、自身のInstagramに投稿した動画(現在は削除)で、長年にわたり撮影現場で受けたハラスメントや虐待について語った。
彼女は18歳のとき、信頼していたクルーの男性からセクハラを受けたといい、その事実を女性俳優に相談したものの、「そのようなことは起きていない」と否定された経験を明らかにした。このような問題は長年にわたり続いており、状況はほとんど改善されていないと指摘。
また、彼女は格闘シーンの撮影中に男性共演者から身体的な危害を受けた経験についても述べている。MRIで証明されるほどの怪我を負ったにもかかわらず、問題を訴えた結果、キャストやスタッフから疎外され、キャストの夕食会に招かれないなどの報復を受けたと語っている。
さらに、流産直後に広報担当者から写真撮影を強制された経験についても言及。「出血している」と訴えたにもかかわらず、「やらなければ訴えられる」と脅された状況に、深いショックを受けたことを述べた。
ベッキンセイルは、こうしたハラスメントや虐待が撮影現場に限らず、すべての業界で起こっている問題であると指摘した。ただし、エンターテインメント業界ではそれがより目立ちやすいに過ぎないとも述べている。さらに、虐待を受けた女性が報復を恐れたり、男性と同じように振る舞うことを強いられる現状に対して、強く批判した。
最後に、彼女はブレイク・ライヴリーがこの問題を公にしたことに感謝の意を表し、こうした虐待が過去のものではなく、現在も続いている問題であることを強調した。職場では女性が安全に声を上げられる環境が整備されるべきであり、虐待を訴えることがさらなる虐待を招くような状況は、直ちに改善されるべきであると主張した。
削除されたInstagramのキャプションには、「この問題による犠牲者はあまりにも多く、その中には私が個人的に知っている人もいます。この状況を完全に根絶するためには、私たちの業界の男性も女性も共に立ち上がる必要があります」と投稿されていた。
※この記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら。
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