英ヘンリー王子:ルパート・マードック社に対する裁判がロンドンで始まる
メディア王、ルパート・マードック氏所有する英タブロイド誌『ザ・サン』に対してヘンリー王子が起こした裁判が火曜日、 ロンドンの高等法院で遅れを伴いながらもヘンリー王子本人が欠席する中開始された。
ニューズ・グループ・ニュースペーパーズ(NGN)に対する裁判は、ヘンリー王子の他に英国の元政治家で元労働党副党首のトム・ワトソン氏が原告となり、約6~8週間続くことが予想されている。
本訴訟は、1996年から2011年にかけて『ザ・サン』誌と今はなき『ニュース・オブ・ザ・ワールド』誌による電話ハッキングや違法な情報収集の疑いを含む、ジャーナリストや私立探偵らによって行われた疑惑に基づいたものである。
上級幹部がこれらの事実を認識していたかについても要点となる。
「彼らは責任を取るべきです。ただそれだけです」とヘンリー王子は12月にニューヨークで行われたプレスイベントでこう語った。
NGNは『ザ・サン』誌における違法行為を否定しているが、NGNは過去にもヒュー・グラントやシエナ・ミラーなど数十名の著名人との訴訟を経て、賠償総額は15億ドルを超えている。
「これはヘンリー王子、個人の戦いだ。法的告訴であるが、それと同時に使命感も伴うようだ」とBBCの王室特派員ショーン・コーラン氏は火曜日に説明した。「タブロイド紙による介入や侵害と彼が見ているものに対する反応は、母親のダイアナ妃の死と英国を離れる決断との関連性を含めて、彼自身の個人的な物語に織り込まれている。NGNを相手取り和解を選んだ人たちもいるが、ヘンリー王子は遂に法廷で意見を主張をする機会を得ました」と続けた。
この裁判はヘンリー王子と英国マスコミの間で進行中の争いのひとつに過ぎない。
2022年にロンドンの高等法院の判事は、英政府の内務省に対するヘンリー王子の法的主張に関する日曜版『デイリー・メール(The Mail on Sunday)』の記事の一部が名誉毀損に当たると判断している。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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