闘病を続けるデイヴィッド・ヨハンセンに続々と支援を寄せるセレブたち
![デイヴィッド・ヨハンセン](https://hollywoodreporter.jp/wp-content/uploads/2025/02/DavidJohansenGettyImages-460038086.jpg)
ニューヨーク・ドールズや『サタデーナイト・ライブ』でも活躍したデイヴィッド・ヨハンセンが脳腫瘍との闘病生活を続ける中、彼の設立した基金にはハリウッドや音楽界のレジェンドたちからの寄付が続々と集まっているようだ。
ヨハンセンは健康上の問題を抱えるアーティストたちのために『スウィート・リリーフ・ミュージシャン基金』を設立したが、その寄付者名簿にはマーティン・スコセッシ、コリン・ジョスト(コメディアン)やロブ・ストリンガー(ソニー・ミュージックCEO)、パールジャムのマイク・マクレディらを始めとする錚々たる顔ぶれが名を連ねた。
つい先日ヨハンセンの基金はHP上で、彼が「ここ10年間の大部分」にわたり、ステージ4の癌との闘病を続けてきたことを明らかにしたばかりだ。また、ヨハンセンの娘、リア・ヘネシーも月曜日にInstagramのストーリー上で「私の父はレジェンドであると同時に、生身の人間で、とても重い病を患っています」と綴っている。
基金のHP上を確認するとスコセッシ(2022年にヨハンセンを扱ったドキュメンタリーの『Personality Crisis』を監督している)やジョージ・ロペス財団、R.E.M.のピーター・バックを始めとする寄付者たちが250〜1000ドル(およそ3万8千円〜15万3千円)を寄付していることが確認できる。またソウル・コフィングのメンバー、マイク・ドーティは2500ドル(およそ38万4千円)、ジョストは5000ドル(およそ76万8千円)を寄付している。
ヘネシーは父の診断名を明言しなかったが、5年ほど前に病気が脳腫瘍に進行し、「それ以来合併症が続いている」と述べている。
その上で彼女は「彼と母マーラは基本的にとてもプライベートな人間なので、これまで診断結果を公表したことはありませんでしたが、私たち家族が直面している経済的負担がますます深刻になっているため、今、このことを共有せざるを得ないと感じています」とした上で「さらに悪いことに感謝祭の翌日、デイヴィッドは階段から落ちて背中を2カ所骨折してしまいました」と父の病状を明らかにした。
ヨハンセン本人も『ローリング・ストーン』に対してコメントを発表しており、その中で「これまで長いこと病を抱えながら生きてきましたが、その中でも友人や家族と共に楽しみながら暮らしてきました。ですが、この度感謝祭の翌日に転んでしまったことで、事態はかなり悪化してしまいました。私は今、人生で最悪の痛みを経験しています。誰かに助けを求めて縋り付くのは性に合わないのですが、今回ばかりは緊急事態でした。ありがとうございます」と綴っている。
基金に総額にしてどれほどの額が集まったのかは明らかになっていない。HP上には、集まった資金は「フルタイムの看護、理学療法、日々の重要な生活費のための資金援助」に使われると記されている。
一刻も早い回復を祈るばかりだ。
※本記事は要約・抄訳です。オリジナル記事(英語)はこちら
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