ブルース・スプリングスティーン、ICE批判の新曲発表|トランプ政権への抗議を鮮明に
ブルース・スプリングスティーンが、米移民・関税執行局(ICE)を「国家による恐怖」と批判する抗議歌を緊急発表した。
新曲「Streets of Minneapolis(訳:ミネアポリスの街路)」は、ミネアポリスで起きた移民摘発と犠牲者の死を背景に、強い政治的メッセージを投げかける。
“ボス”は2026年に入っても沈黙せず、音楽で社会への異議を鮮明に示している。
ミネソタ州ミネアポリスで起きた移民摘発をめぐる出来事と、アレックス・プレッティおよびレネー・グッドという2人の犠牲者の死に言及した内容となっている。
スプリングスティーンは同曲について、次のようにコメントしている。
「この曲は土曜日に書き、昨日レコーディングし、今日みなさんに届けた。ミネアポリスの街で行われている“国家による恐怖”への反応だ。ミネアポリスの人々、罪なき移民の隣人たち、そしてアレックス・プレッティとレネー・グッドの記憶に捧げる。自由であれ」
歌詞では、国土安全保障省(DHS)に属するICEを「キング・トランプの私兵」と表現。
サビでは〈ここは私たちの家、彼らは殺し、街をさまよった。2026年の冬、私たちはミネアポリスの通りで命を落とした人々の名前を忘れない〉と歌われ、強い抗議の意思が込められている。

ブルース・スプリングスティーンはこれまでも、米国の移民政策や政治情勢に対して明確なスタンスを示してきたアーティストの一人だ。近年はドナルド・トランプ大統領を公然と批判し、ステージ上での発言がたびたび話題となってきた。
昨年には、トランプがスプリングスティーンを「干からびたロッカー」と揶揄するなど、両者の応酬も注目を集めた。これに対しスプリングスティーンは、「彼は憲法修正第25条や弾劾制度が想定していた存在そのものだ」と強く批判している。
今回の新曲発表により、スプリングスティーンは、ビリー・アイリッシュや、オリヴィア・ロドリゴ、スティーヴン・コルベア、ジミー・キンメルらと並び、ICEの行動に異議を唱える著名人の一人となった。
長年にわたり社会的・政治的メッセージを音楽に込めてきた“ボス”は、2026年に入ってもなお、沈黙を選ばない姿勢を明確にしている。

映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』(2025)
DVD・Blu-ray 2026年3月25日発売予定
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※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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