『バレリーナ』公開直前!『ジョン・ウィック』シリーズ全作を一気に解説【2025年完全版】
2025年8月22日、アクション映画ファン待望の『ジョン・ウィック』のスピンオフ作品『バレリーナ:The World of John Wick』がついに全国公開される。主演はアナ・デ・アルマス。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021年)『ブロンド』(2022年)で注目を集めた彼女が、ジョン・ウィック・ユニバースに新たな風を吹き込む。
これを機に、シリーズを未視聴の人も、記憶が曖昧なファンも、伝説的アクションの系譜を改めて振り返っておこう。
『ジョン・ウィック』シリーズの魅力とは?
キアヌ・リーブス主演、チャド・スタエルスキ(監督・製作)とデヴィッド・リーチ(製作)が手がける『ジョン・ウィック』シリーズは、2014年の1作目から一貫して、息をのむ「ガン(銃)・フー」アクションで世界を魅了し続けてきた。
銃撃と格闘術を融合させた独自スタイルは、ダンスのような美しさと狂気のスピード感を両立し、単なるアクション映画を超えた映像体験を提供する。シリーズ最新作の『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(2023年)では凱旋門での壮絶なカーチェイスやサクレクールの階段での死闘など、圧倒的スケールで観客を魅了した。
元スタントマンであるチャド・スタエルスキ監督は、『トロン:レガシー』(2010年)や『ウルヴァリン:SAMURAI』(2013年)などの大作アクション映画でアクション・スタントコーディネーターを手がけてきた経験を持つ。アクション映画に精通したスタエルスキ監督だからこそのスタントの美しさが際立つ。
『バレリーナ』──復讐の舞踏が始まる
スピンオフ『バレリーナ:The World of John Wick』の物語は、第3作『ジョン・ウィック:パラベラム』と第4作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』の間を描く。主人公は、『パラベラム』で登場した暗殺者バレリーナ。その役を演じるアナ・デ・アルマスは、数ヶ月にわたるトレーニングを経て、小柄な体格を生かした近接格闘スタイルを確立。これまでにない「女性ガン・フー」が大きな見どころとなる。
本作では、火炎放射器と放水ホースがぶつかり合う異例の対決、世界遺産のオーストリア・ハルシュタットを舞台にしたバトルなど、シリーズ史上最もバリエーション豊かなアクションが展開される。
【本予告】
■タイトル:『バレリーナ:The World of John Wick』
■公開日:8月22日(金)全国公開
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公開順で振り返る『ジョン・ウィック』シリーズ
◆第1作『ジョン・ウィック』(2014年)
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「復讐」という名の伝説が幕を開けた──純粋さと暴力美が融合したアクションの新基準
米『ハリウッド・リポーター』は、シリーズ第1作を「スタイリッシュで無駄のない復讐劇」と評し、キアヌ・リーブスの静かな怒りとアクションの完璧な融合を高く評価。「香港ノワールの巨匠、ジョン・ウー監督作品のような“弾丸のバレエ”が90分間続く」とも述べた。
主人公ジョンの動機はシンプルながらも深く、亡き妻の残した愛犬を殺されたことから始まる復讐の旅路は、観る者の感情を強く揺さぶる。リーブスは抑制の効いた演技と肉体表現で観客を圧倒し、リアルな格闘シーンと長回しのカメラワークによって、現代アクション映画の新たなスタンダードを打ち立てた。
◆第2作『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017年)
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シリーズが世界に羽ばたく──裏社会の掟が明かされる第2章
米『ハリウッド・リポーター』は本作について「1作目のスタイルを踏襲しつつ、より洗練された世界観とアクションの密度でレベルアップした」と評価。ローマやニューヨークの地下社会を舞台に広がるストーリーを「まるで“ヒットマン版の007”」と表現している。
ジョン・ウィックが過去の「血の誓印」に縛られて再び殺しの世界へと戻る様は、ただの復讐譚を超え、より複雑な人間ドラマへと昇華。絢爛な舞台背景と壮絶な銃撃戦の連続は、『ジョン・ウィック』シリーズの魅力をより一層引き立てている。
◆第3作『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019年)
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全世界を敵に──逃亡者ウィックが魅せる、ノンストップ・サバイバルアクション
米『ハリウッド・リポーター』は「この第3作でシリーズはさらに過激に、さらに創造的になった」と絶賛。特に図書館での格闘、馬に乗ってのバトル、犬による攻撃アシストなど「アクション映画としての創意工夫が限界を突破した」と述べている。
ジョン・ウィックは、殺し屋組織の掟を破った代償として全世界から命を狙われる身となる。ハル・ベリー演じるソフィアや彼女の訓練された犬たちとの共闘シーンは観客の記憶に深く残る名場面。また、ガラス張りの空間を生かしたラストバトルでは、光と影を活かした美学的演出が際立っている。
◆第4作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(2023年)
プライム会員は¥0
アクションの集大成──“美しさ”と“暴力”の境界線を突き破るシリーズ最高傑作
米『ハリウッド・リポーター』は本作を「ジョン・ウィック・シリーズの中で最も洗練され、最も壮大で、最も驚異的なアクション作品」と称賛。特にパリの凱旋門周辺での車両チェイスや、トップビュー撮影による長回しガンアクションを「驚異的な発明」と評価している。
ドニー・イェンとの対決、ルーブル美術館やサクレクールの階段など、美術的なロケーションを舞台にしたバトルは、“銃撃と武術の融合芸術”という『ジョン・ウィック』の真髄を極限まで追求。アクションというジャンルを映画芸術へと昇華させた、まさにシリーズの集大成といえる。
また、ビル・スカルスガルドが主席連合のメンバーとして、真田広之が「コンチネンタル・ホテル・大阪」の支配人役、シンガーソングライターのリナ・サワヤマが同ホテルのコンシェルジュ役として出演しているのもポイント。
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8月22日公開の『バレリーナ:The World of John Wick』は単なるスピンオフではない。キアヌ・リーブスが築き上げたアクション・レジェンドを新たな視点から再定義する挑戦作だ。映画シリーズ第5作の制作も進行中とされており、この夏はジョン・ウィック・ユニバースが再び大きく動き出すことになる。
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