【SWCJ2025】『スター・ウォーズ:ビジョンズ』シーズン3決定&『九人目のジェダイ』長編シリーズ化

『スター・ウォーズ:ビジョンズ』写真:Lucasfilm
『スター・ウォーズ:ビジョンズ』写真:Lucasfilm
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『スター・ウォーズ:ビジョンズ』シーズン3で復活へ

20日、千葉・幕張メッセで開催された「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン 2025」で、アニメシリーズ『スター・ウォーズ:ビジョンズ』シーズン3が2025年10月29日にディズニープラスで全米配信されることが発表。パネルでは、製作総指揮のジェームズ・ウォーが登壇し、シーズン1の中でも特に人気の高かったエピソード「The Duel」・「村の花嫁」・「九人目のジェダイ」の3作品が、シーズン3で続編として展開されることも明かされた。

さらにウォーは、新たな試みとして「Star Wars: Visions Presents」という新シリーズの導入を発表。第1弾として、「九人目のジェダイ」のスピンオフ単独シリーズが制作され、2026年に配信予定となっている。

日本人監督3名が続編を手がける

「The Duel」の続編『The Duel: Payback』は、アニメスタジオ・神風動画の水野貴信が監督。「村の花嫁」の続編『彷徨う者たち』は、キネマシトラスの垪和等が担当。「九人目のジェダイ」の続編「Child of Hope」は、Production I.Gの塩谷直義が監督する。

会場では3名の監督がそれぞれのエピソードについて語り、新キャラクターのビジュアルを披露。日本家屋を背負った四つ足のAT-ATなど、ユニークなデザインが披露され、観客からは驚きと歓声が上がった。

『ビジョンズ』誕生の背景にあるアニメ愛

『スター・ウォーズ:ビジョンズ』の原点について、ウォーは次のように述べている。「ビジョンズという構想は、アニメというメディアへの情熱から生まれたものです。我々は常に、卓越したストーリーテリングを可能にするアニメーション作家たちに深い敬意を抱いてきました。その敬意をいかに形にするかを考える中で、アニメに焦点を当て、スター・ウォーズを日本の文化とその影響を通して称えるという発想に至ったのです」

正史に縛られない独創的表現が人気を博す

2021年に配信開始された『スター・ウォーズ:ビジョンズ』は、ルーカスフィルムにとって大胆な選択であった。本作は日本の複数のアニメーションスタジオが手がけた短編アニメのアンソロジーであり、正史に属さない作品群である。

この「制約のない」自由なアプローチによって、スター・ウォーズ神話を想像力豊かに再構築した作品が次々と生まれ、ファンや批評家から高い評価を得ることとなった。

 ※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

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