『エイリアン:アース』の前に見るべき歴代シリーズ完全解説【時系列&作品ガイド】
最新ドラマシリーズ『エイリアン:アース』(2025年)完全解説!
巨匠リドリー・スコットが生み出した、恐怖の原点にして頂点ともいえる映画『エイリアン』(1979年)。
そこから始まった『エイリアン』シリーズでは、宇宙船や惑星を舞台に、人類と宇宙最恐の生命体“エイリアン”との壮絶な戦いが描かれてきた。熱狂的なファンを誇る『エイリアン』シリーズ初のオリジナルドラマシリーズ、『エイリアン:アース』がリドリー・スコット製作総指揮で誕生した。
《あらすじ》
舞台となるのはシリーズ1作目『エイリアン』の2年前、2120年の地球。5つの巨大企業が支配するディストピア社会で、人間たちはサイボーグや人工知能を搭載したヒューマノイド型ロボットと共存していた。そして彼らは、人間の意識を注入されたヒューマノイドロボット「ハイブリッド」を生み出す。
そんなある日、地球へ宇宙船が墜落。その中から5種の未知の生命体が現れ、人類との死闘が始まる――。人類は、宇宙最強にして最恐の生命体“エイリアン”から地球を守ることができるのか。
映画『エイリアン』生みの親であるリドリー・スコットが製作総指揮を務める、初のドラマシリーズが開幕。シリーズ初の「地球」を舞台に、かつてないスケールで恐怖と絶望、そして「人間とAIの対立」という哲学的テーマが描かれる。
《 配信情報 》
ディズニープラス独占配信: 2025年8月13日より配信開始(全8話)
※本記事はAmazonアソシエイトプログラムに参加しています。記事で紹介した商品を購入すると売上の一部がTHE HOLLYWOOD REPORTER JAPANに還元されることがあります。
※価格情報は2025年7月17日時点の情報です。
映画『エイリアン』シリーズとは?
映画『エイリアン』シリーズは、1979年に公開されたリドリー・スコット監督による第1作目『エイリアン』にはじまり、全7作の映画からなるSFホラーの金字塔。深い人間ドラマと圧倒的な映像美で、世界中に熱狂的なファンを生み出した。
第2作目でジェームズ・キャメロンが監督を務めるなど、作品ごとに少しずつ系統は異なるものの、シリーズ全体で1つの世界観を共有している。未知の宇宙生命体「エイリアン」との死闘を描く同シリーズは、サバイバル、バイオホラー、SFミステリーとジャンルを横断し、映画史に名を刻んできた。
2025年8月13日にはシリーズ初となる待望のドラマシリーズ『エイリアン:アース』が配信開始されることもあり、この大人気シリーズが再び注目を浴びている。ドラマシリーズの製作総指揮を務めるのは、『エイリアン』シリーズ生みの親であるリドリー・スコット。
本記事では、ドラマシリーズ開始に備え、映画『エイリアン』シリーズ各作品の魅力をご紹介する。公開順でおさらいしたい方も、時系列に沿って視聴したい方も、これを読めば『エイリアン:アース』をより一層楽しめるだろう。
『エイリアン』シリーズは、作品公開順と劇中の時系列が異なるという特徴がある。時系列順にストーリーを追いたい方は、最新作『エイリアン:アース』を除き、以下の順で視聴するのがおすすめだ。
『エイリアン』シリーズの時系列
( )内が劇中の舞台設定となる年代の目安
『プロメテウス』(2089年)
『エイリアン:コヴェナント』(2104年)
『エイリアン:アース』(2120年)
『エイリアン』(2122年)
『エイリアン:ロムルス』(2142年)
『エイリアン2』(2179年)
『エイリアン3』(2270年)
『エイリアン4』(2470年)
『エイリアン』シリーズ全作のあらすじとキャスト紹介
第1作『エイリアン』(1979年)
プライム会員は¥0
監督: リドリー・スコット
あらすじ:
貨物船ノストロモ号は謎のSOS信号を受信し、調査に向かう。しかし、そこで謎の異星人(エイリアン)と遭遇。エイリアンは船員の体内に寄生して増殖し、一人、また一人と乗組員の命を奪っていく。いかなる武器も通用しない生命体に、最後に生き残った船員リプリーはどう立ち向かうのか。全世界を震撼させた、衝撃のシリーズ第1作。
主要キャスト:
- トム・スケリット
- シガニー・ウィーバー
- ジョン・ハート
- ヴェロニカ・カートライト
- ハリー・ディーン・スタントン
- イアン・ホルム
第2作『エイリアン2』(1986年)
プライム会員は¥0
監督: ジェームズ・キャメロン
あらすじ:
舞台は、リプリーがエイリアンから逃れた半世紀後。57年間のコールドスリープから目覚めたリプリーは、音信不通となった植民惑星“LV-426”の調査に乗り出す。しかし、そこで再びエイリアンと遭遇し、壮絶な戦いが始まる。ジェームズ・キャメロンが創り上げた、全く新しいシリーズ第2作。
主要キャスト:
第3作『エイリアン3』(1992年)
プライム会員は¥0
監督:デヴィッド・フィンチャー
あらすじ:
舞台は2270年。リプリーの乗った救命艇は、囚人惑星フィオリーナ“161”に墜落する。そこでは凶悪な囚人たちが生活していた。しかし、エイリアンはフィオリーナまで執拗にリプリーを追ってくる。リプリーは囚人たちと共にエイリアンと戦うが、自らがエイリアンに寄生されていることを知り——。デイビッド・フィンチャーの映像センスが光る第3作。
主要キャスト:
- シガニー・ウィーバー
- チャールズ・S・ダットン
- チャールズ・ダンス
- ポール・マッギャン
- ブライアン・グローヴァー
- ラルフ・ブラウン
月間会員・学生会員・年間会員など自分に合った加入方法があり、いつでも解約可能。
まずは30日間の無料体験を試してみよう
第4作『エイリアン4』(1997年)
プライム会員は¥0
監督:ジャン=ピエール・ジュネ
あらすじ:
リプリーの最後の戦いから200年後の2470年を舞台に、新たな戦いが繰り広げられる。軍の科学者たちにより、クローンとして蘇ったリプリー。しかし科学者たちの目的は、エイリアンの繁殖と軍事利用だった——。新種の登場と新たなビジュアル・ショックと共に、倫理と生命の本質を問い直すシリーズ第4作。
主要キャスト:
第5作『プロメテウス』(2012年)
監督: リドリー・スコット
あらすじ:
本作では『エイリアン』シリーズの前日譚が描かれる。科学者エリザベスは、時代も場所も異なる複数の古代遺跡で、知的生命体からの「招待状」を発見。彼女は巨大企業ウェイランド社が出資した宇宙船「プロメテウス号」で宇宙へ旅立つ。エリザベスは2年以上の航海を経て未知の惑星にたどり着き、プロメテウス号の乗組員たちと共に、謎の建造物を調査する。やがてエリザベスが目にする真実とは?全ての謎が明らかになる、『エイリアン』シリーズの原点。
主要キャスト:
第6作『エイリアン:コヴェナント』(2017年)
プライム会員は¥0
監督: リドリー・スコット
あらすじ:
本作は『プロメテウス』の続編にあたる。2000人の入植者を乗せた宇宙船「コヴェナント号」が新天地を目指して航行中、船長が命を落としてしまう。その直後、コヴェナント号はある惑星から謎の電波を受信し、船長代理となったオラムの判断でそこへ着陸する。その惑星は地球の環境に似ており、新たな楽園かと思われたが、恐るべき生物たちが待ち受けていて——。シリーズおなじみの「ゼノモーフ」誕生のプロセスが明かされる第7作。
主要キャスト:
- マイケル・ファスベンダー
- キャサリン・ウォーターストン
- ビリー・クラダップ
- ダニー・マクブライド
- デミアン・ビチル
- カルメン・イジョゴ
第7作『エイリアン:ロムルス』(2024年)
監督: フェデ・アルバレス
制作: リドリー・スコット ほか
あらすじ:
第1作『エイリアン』のその後を描く物語を、リドリー・スコット自身の製作によって映画化。『エイリアン2』と『エイリアン3』の間の時代設定となる本作は、シリーズの原点に回帰したSFホラー・スリラーだ。6人の若者たちは、荒廃した宇宙ステーション「ロムルス」の中でエイリアンに遭遇する。異常な速さで進化するエイリアンから、彼らは逃げ切れるのか?古典的な閉鎖空間スリラーでありながら、シリーズの恐怖を再構築した意欲作。
主要キャスト:
- ケイリー・スピーニー
- デヴィッド・ジョンソン
- アーチー・ルノー
- イザベラ・メルセド
- スパイク・ファーン
- エイリーン・ウー
最新作に備えて今観るべき『エイリアン』シリーズ
オリジナル作品の緊張感と恐怖を継承しつつ、社会的テーマと心理ドラマを融合させた最新作『エイリアン:アース』。巨匠リドリー・スコットが製作総指揮を務める、大注目のドラマ作品だ。
シリーズの復習をしておけば、『エイリアン:アース』の世界観をより一層味わうことができる。『エイリアン』シリーズのファンはもちろん、シリーズをまだ観たことがない人も、この機会に改めて『エイリアン』シリーズの魅力をたっぷり味わってほしい。
【関連記事】
- 『エイリアン:アース』ティザー予告が解禁 5種の生命体VS地球、8月に配信開始へ
- 映画『エイリアン』シリーズ全9作ランキング、新作「ロムルス」は何位?
- 必見!2025年の期待の海外ドラマ10選 『エイリアン:アース』ほか
- SF映画のおすすめ13選!『ブレードランナー2049』ほかアクション超大作や、隠れた名作をご紹介
- 【ディズニープラス】2025年7月の配信作品:『トランスフォーマー』シリーズが期間限定で登場!『ジョーズ』公開50周年記念ドキュメンタリーも