TV演出家ドン・ミッシャーさん死去、85歳

エミー賞を13回受賞し、スーパーボウルのハーフタイムショーやオリンピック開会式、アカデミー賞、エミー賞など、世界の主要なライブエンターテインメント番組を手がけてきた演出家・プロデューサーのドン・ミッシャー氏が、ロサンゼルスの自宅で静かに息を引き取った。享年85。彼のキャリアは50年以上にわたり、バーブラ・ストライサンド、ビヨンセ、エディ・マーフィーら多くのスターとともに数々の伝説的な番組を生み出してきた。
テキサス州サンアントニオ出身のミッシャー氏は、「モータウン25」でのマイケル・ジャクソンのムーンウォークをはじめ、「ソニーと私」「マペットとジム・ヘンソンを偲んで」など、多くの記憶に残るテレビ特番を演出。ケネディ・センター名誉賞やバーバラ・ウォルターズの特別番組などでも中心的な役割を果たした。また、オリンピックでは1996年アトランタ大会の開会式、2002年ソルトレイク大会の開幕イベントを担当した。
ライブ番組の緊張感とリスクを楽しむ“ストレス中毒”だった彼は、2004年の民主党大会での「バルーン事件」や、MTVによるスーパーボウルでのトラブル後に再び演出を任されたことなど、数々の困難を乗り越えてきた。彼はまた、「ドリー」や「ハワード・コゼルのSNL」など失敗作にも関わったが、それも糧とし、テレビ業界に多大な貢献を残した。
2023年には自伝『:10 Seconds to Air: My Life in the Director’s Chair』を出版。家族には元CBSの重役である妻スーザン・リード氏、4人の子どもと孫2人がいる。彼は「私はただ、仕事を愛し、人を大切にし、いくつか素晴らしい機会に恵まれただけ」と語り、生涯をかけてライブテレビという芸術を極め続けた。
※この記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら。
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