鈴木亮平、『花まんま』初日に自信のアピール「誰もが心の琴線にふれる映画」
朱川湊人氏の直木賞受賞小説を映画化した『花まんま』が25日、全国354館で封切られた。主演の鈴木亮平をはじめ有村架純、鈴鹿央士、ファーストサマーウイカ、前田哲監督が東京・丸の内TOEIで初日舞台挨拶。鈴木は、「誰もが持っている、心の琴線にふれる映画です」と自信たっぷりに話した。
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昭和30~40年代の大阪の下町を舞台に、当時子どもだった主人公たちの思い出が語られる。
ちょっと怖くて不思議なことや、様々な喜びやほろ苦さを含む物語に、深い感動と懐かしさがせまる傑作短篇集。
結婚が決まった妹に別の女性の記憶があることが分かった兄が、その真実にたどり着き兄妹の絆を再確認していく感動作。大阪の下町が舞台のため、関西出身者を中心にキャスティングが行われ、同じ兵庫出身の鈴木と有村が兄妹を演じた。
2人は『阪急電車 片道15分の奇跡』で共演しているが同じシーンがなく、鈴木は「妹が有村さんで心から良かったと幸運に思う」と満足げ。有村も、「亮平さんは地元のお兄ちゃんのようで、親近感を持って現場に立つことができた。亮平さんで良かった」とあうんの呼吸を見せた。
さらに、鈴木はクライマックスの妹の結婚式でのスピーチの文面を自ら考えたそうで「兄妹を見てきた観客の皆さまにも、参列者になって見守ってほしかった。撮影中に感じたことを言葉にしていった」と説明。有村は、「セリフではない、兄やんの生きている声で、何度聞いても鼻がツンときて目頭が熱くなる不思議な時間でした」と振り返った。
劇中で有村が何度も繰り返す「一生のお願い」というセリフにちなみ、登壇者が一生のお願いを披露。鈴木は「有村さんがあるシーンで、関西弁で『兄やん、聞いてる?』とツッコまれた時にグッときた。いいなあと思ったので、もう一回やってほしい」とおねだり。「4月25日に公開された『アンパンマン』、よろしくお願いします」とベタなボケをすると、有村が「アンパンマン、ちゃうねん」と見事にツッコみ会場の盛大な拍手を浴びていた。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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