【訃報】『ドラキュラ血のしたたり』出演のダミアン・トーマスが83歳で死去

Damien Thomas with Madeleine Collinson (left) and Mary Collinson on the set of 1971’s ‘Twins of Evil.’
『ドラキュラ血のしたたり』に出演したダミアン・トーマス 提供: Everett Collection
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俳優ダミアン・トーマス氏が4月18日死去した。83歳だった。娘のフィービー・コート=トーマス氏によると、進行性核上性麻痺と闘病していた。

トーマスはハマー・フィルム社のホラー映画『ドラキュラ血のしたたり』でピーター・カッシングと共演し、吸血鬼カルンシュタイン伯爵を演じたことで知られる。また、高視聴率を記録したミニシリーズでは、NBCの『将軍 SHŌGUN』(1980年)でリチャード・チェンバレンと共演。BBCの『ジェーン・エア』(1983年)ではゼラ・クラークとティモシー・ダルトンと共演した。

ロマン・ポランスキー監督の『ポランスキーの パイレーツ』(1986年)では冷酷な一等航海士を演じたが、映画が興行的に失敗した際、自分を責めて自信を失ったという。しかし後年、再び映画を見た時には「全く自分のせいではありませんでした。実際、私はそれほど酷くない…映画の弱点はウォルター・マッソーでした」と2013年に回顧している。

1942年4月11日にエジプトのイスマイリアで生まれたトーマスは、ロンドンの王立演劇アカデミー(RADA)で学び、25歳で首席メダルを授与されて卒業した。

映画出演作には『シンドバッド虎の目大冒険』(1977年)、『わたしを離さないで』(2010年)などがある。また、BBCのミニシリーズ『タリスマン』『ボー・ジェスト』や『シャーロック・ホームズの冒険』『名探偵ポワロ』などのテレビシリーズにも出演した。

妻のジュリア氏、子供のドム氏、モード氏、フィービー氏、継子のカースティ氏、ハンナ氏、ゲイブ氏が遺族として残された。

※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら

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