渦中のカニエ・ウェストに対し大物歌手:「悲しいしショック」

カニエ・ウェストの「降下」に関するジョン・レジェンド:それは「悲しい、衝撃的」です
K・ウェストとJ・レジェンド 写真:Scott Gries/Getty Images
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2025年に入ってから反ユダヤ発言や「鉤十字Tシャツ」の発売などなど、「迷走」どころかもはや「暴走」を続けるカニエ・ウェスト(本名:イェ)。そんな彼の近況についてジョン・レジェンドには思うところがあるようだ。

ウェストとレジェンドはかつて友人であり、2000年代から2010年代前半にかけては頻繁にコラボする仲でもあった。しかし、ウェストが2017年ごろにドナルド・トランプ大統領を公然と支持するようになってからレジェンドは次第に距離を置くようになったそうで、それから両者の関係はすっかり冷え切ってしまった。

そんな中、レジェンドは土曜日に英『タイムズ』のインタビューに応じるなかで、旧友の近況について「本当に悲しいことで、見ているとショックを受けますね」とその胸中を明かした。

13度のグラミー賞に輝いた歌手は語る。

「昔のカニエは情熱と才能に溢れていて、彼自身だけでなく、彼を取り囲む周りの人にも夢を見せてくれるような存在でした。彼には希望があったし、創造性もありました。まさかあんな風に反ユダヤ主義や黒人差別に取り憑かれてしまうとは思いもしませんでしたよ。彼の転落は見ていて悲しいものです」

そんなレジェンドは、ウェストの異変は2007年に彼が母親(ドンダ・ウェスト)と死別してから始まったと感じているそうで、それが最近になって一層悪化したのではないかと考えているそう。

今ではウェストと疎遠になってしまったとはいえ、それでもレジェンドは自身がブレイクしたきっかけをくれた存在として、彼に対する恩義を感じてはいるようだ。

「カニエはJAY-Zの『ブループリント』を2001年にプロデュースしてからブレイクしたでしょう。それから彼自身もソロアーティストとして売れるようになりました。その時私はずっと彼と行動していて、ツアーに行ったり、ライブに出たりしてたんです。そのおかげで私は歌手やキーボードとしてだけではなく、アーティストとしても注目を浴びるようになりましたね。それまでどのレーベルからも私は門前払いでした。そんな時に(ウェストの)『ザ・カレッジ・ドロップアウト』(2004)が40万枚売れて、みんなが僕たちの秘密を知りたがるようになったんですよ。それまで私の音楽に見向きもしなかった人たちが急にそれらを評価するようになったんです」

果たしてウェストとレジェンドがかつてのように同じステージに立つ日は再び訪れるのだろうか。

※本記事は要約・抄訳です。オリジナル記事(英語)はこちら

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