鈴木亮平『TOKYO MER』2年ぶり映画第2作は「素晴らしい作品だと自負」
人気ドラマの2年ぶりとなる映画化第2作『劇場版 TOKYO MER 走る緊急救命室-南海ミッション-』の完成披露試写会が10日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた。
主演の鈴木亮平をはじめ菜々緒、賀来賢人、石田ゆり子のレギュラー陣、本作から参加した南海MERの江口洋介、高杉真宙、生見愛瑠、宮澤エマと松木彩監督が出席。鈴木は、「こんなに極限状態になっても、なんで人は人を救いたいと願うのかを考えさせられました。誰かのために頑張れる人は皆ヒーロー。そういう人へのエールになってくれたらうれしい」と真摯に語った。
手術室を配備した救急車両で災害対策に臨む医療チームの活躍を描くシリーズ。今回は、鈴木が指導医として鹿児島、沖縄の海域を担当する南海MERが、離島で起きた火山の噴火から島民の救助に立ち向かう姿を描く。先月以来、舞台でもあるトカラ列島で地震が頻発していることもあり、鈴木は「不安な日々を過ごされている方々、対応に当たられている方々にお見舞いとエールを送りたい」と話した。
レッドカーペットイベントは雷鳴がとどろきゲリラ豪雨の中屋外で実施したが、「毎日過酷な撮影で、これの比ではないくらいの雨の日もありました。これは吉兆です。雷も天からの祝砲です」と前向き。そして、「素晴らしい作品ができたという自負がある。スケールの大きさ、人間ドラマの濃厚さはナンバー1。南海MERの誰かに絶対にほれます」と自信のほどを語った。
連続ドラマの放送開始から4年。医師であり官僚として鈴木と走ってきた賀来は、「もう家族みたいな雰囲気になりつつあります。どんどんスケールアップしていき、感慨深い」と万感の面持ち。だが、菜々緒は「撮影が大変で、毎回やりたくないとは思っています。でも、皆さんの期待に応えられるよう固い意志を持って挑みました」と本音をぶっちゃけ、会場を沸かせた。
江口はこれまで、ドラマ「救命病棟24時」シリーズで救命医役の経験があるが「新鮮な気持ちでやらせていただいた。天災の多い国だからこそ、こういう描き方があるのかと。いい作品に出合えた」と満足げ。ドラマから演出を手掛ける松木監督は、「2年前の映画で全て描き切り完結した思いだったが、皆さまの応援に導かれて完成に至った。初めて大自然を相手にして、今だからこそ描けたシーンもたくさんありました。幸せです」と言葉に力を込めた。
『劇場版 TOKYO MER 走る緊急救命室-南海ミッション-』
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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