ジョナス・ブラザーズ、10代で受けた無神経な質問を告白──ティーンスターの苦悩と自己肯定への道

ジョナス・ブラザーズは10代で有名になり、多くの人々が彼らの純潔の指輪をつけるという決断に世間の注目が集まった。これらのアクセサリーに関連して、ニック・ジョナスとジョー・ジョナスは、10代の頃に自分たちの性生活や宗教にかんして不快な質問を受けたことを認めている。
※純潔の指輪(purity rings)とは、「結婚するまで性的関係を持たない」という誓いを象徴する指輪のこと
木曜日に配信されたペン・バッジリーのポッドキャスト「Podcrushed」に出演した際、ニック、ジョー、ケビン・ジョナスの3人は、キャリア初期の頃、結婚するまで性的な関係を持たないつもりなのかという質問を頻繁に受けていたことを明かした。
※ペン・バッジリーはNetflixドラマ『YOU ー君がすべてー』で主演を務める俳優。
ジョーは、一部のジャーナリストが、もし自分たちがこの話題(性生活や宗教にかんすること)について語らなければ、「カルト宗教の一員である」と書くと脅してきたと主張した。
これを受けてバッジリーは、一部の記者たちは本質的に「10歳の子どもに性生活について尋ねているようなものだ」と指摘した。
ニックは、自分が初めて性生活について質問されたのは10歳より年上だったと述べたうえで、この話題について人々がどう語り合うかという点で、業界は「大きく前進した」と語った。
「それは本当によいことだと思う」と彼は述べ、かつては「14歳の子どもに性生活について尋ねること」が「完全にタブーというわけではなかった」と付け加えた。
ジョーは、そのような質問が「すべてのインタビューで出てきた」と主張し、それを受けてニックは、もっと大きな問題が存在していたことを指摘した。「それは僕たちだけの問題ではなかった。あれは、台頭してきた若者全体の世代の問題だった」と彼は述べた。
ジョーは、15歳の頃、インタビューで純潔の指輪についての質問に答えるよう圧力を感じていたと語った。また、彼らが不適切だと感じた質問には宗教に関するものもあり、ジョーは「神を信じているのか」と尋ねられたこともあったと主張した。
会話の前半で、DNCEのフロントマンであるジョーは、純潔の指輪は「自分たちの教会のコミュニティ」では一般的なもので、10歳や11歳の「まわりの子たち全員」が身につけていたと説明した。
そのうえでジョーは、自分たちがその指輪を身につけていたのは、「ふさわしい相手が現れるまで待つ」という決意を象徴するためであったと述べた。
ジョーによれば、不快な質問はいつも記録に残る形でなされ、それが答えざるを得ないという圧力を与えられていたという。「この点については3人全員を代表して言えると思う。僕は、『一度紙面でそう言っちゃったから、この生き方を貫かなくちゃいけない』というプレッシャーを確かに感じていた。それは活字になっているんだから、その通りに生きなければならない。永遠に残るんだ」と彼は語った。
「もちろん、最初のうちは怖かったし、俺たちはすごく動揺していた。でもやがて、もうどうでもいいと思えるようになった」とジョーは続けた。「だって俺たちは、『自分たちのやり方で、自分が何者なのかを見つければいい』って思えるようになったんだから」。
さらにジョーは、2013年にバンドが一時的に解散するまで、自分たちが個人として自由に決断を下せると感じることはなかったと語った。解散した当時のことについて、彼は「怖かったし、ちょっと混乱もあった」と述べつつも、それによって自分自身の意志で生きる感覚を得られたと語った。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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