オジー・オズボーン死去後、Spotify再生回数が爆発的増加 名曲が世界中で再評価

ヘヴィメタル界の伝説、オジー・オズボーンの死去を受けて、彼のソロ曲およびブラック・サバスの楽曲がSpotifyで急激に再生数を伸ばしている。
オズボーンは今週火曜日(7月22日)、76歳で死去した。死去のわずか数週間前、彼はブラック・サバスのメンバーとして、イギリス・バーミンガムで開催された『Back to the Beginning』と題されたフェアウェルコンサートで最後のパフォーマンスを行ったばかりだった。
オズボーンの死後、Spotifyにおける月間リスナー数は急増。ソロアーティストとしてのリスナー数は約1240万人から1870万人へと増加した。一方、ブラック・サバスのリスナー数も1980万人から2460万人へと伸びている。
楽曲別のデータでは、ソロ曲「クレイジー・トレイン(Crazy Train)」が火曜日以降800万回以上再生され、累計再生数は8億900万回に達した。「ノー・モア・ティアーズ(No More Tears)」は700万回以上増加し、累計再生数は2億6600万回を突破。「ママ、アイム・カミング・ホーム(Mama, I’m Coming Home)」も720万回再生され、累計で約2億4500万回に達している。
ブラック・サバスの代表曲「パラノイド(Paranoid)」は火曜日以後930万回再生され、累計では13億8000万回を突破。「アイアン・マン(Iron Man)」は約5810万回から5870万回へと増加し、「ウォー・ピッグス(War Pigs)」は500万回以上再生され、累計で3億8500万回に達している。
オズボーンは、ブラック・サバスと共にヘヴィメタルというジャンルを築き上げた音楽史上もっとも影響力のある存在の一人である。彼の死去に際しては、エルトン・ジョン、メタリカ、アリス・クーパー、ジューダス・プリーストなど、音楽界やエンタメ界の大物たちから追悼の声が寄せられた。
エルトン・ジョンはInstagramにて「彼は親しい友人であり、ロックの神々の殿堂にその名を刻んだ真の伝説」とコメント。
ビリー・アイドルは米『ハリウッド・リポーター』の取材に対し、「オジーは僕のような人間に音楽の扉を開いてくれた」と語り、「彼は本当に生き生きしていて、いつもその瞬間を楽しんでいた。音楽にもその魂が宿っていた」と彼を偲んだ。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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