テイラー・スウィフト、最新アルバム『The Life of a Showgirl』の収録曲と発売日をポッドキャスト番組で発表

テイラー・スウィフトの最新アルバム『ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール(The Life of a Showgirl)』は、発表直後に2025年後半で最も注目されるアルバムとなった。
スウィフトが水曜日(現地時間)に配信された特別版ポッドキャスト番組『ニュー・ハイツ・ウィズ・トラビス・アンド・ジェイソン・ケルシー(New Heights with Travis and Jason Kelce)』で明かした内容によれば、スウィフトの12作目となるこのアルバムは、ここ数年でもっともポップ寄りの作品になる可能性が高いという。
「全曲を聴く機会に恵まれたけど、どれも間違いなく12曲すべてが最高なんだ」と、スウィフトの恋人であるトラビス・ケルシーは語った。スウィフトによると、このアルバムは10月3日にリリースされる予定だという。
ケルシーはさらに「すごくアップテンポで、楽しいポップのワクワク感に満ちている。『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』(2024年)に収録されていた多くの曲から比べると、まさに180度違う雰囲気だと思う」と付け加えた。
「人生がより明るくなったの」とスウィフトは付け加えた。「アルバムごとに目指すものは違う。『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』では、目標は完全に歌詞にあった。あれは本当に心の浄化そのもので、その視点から書く混沌とした感じや、生々しさを抱きしめることが好きだった。けれど、いまは完全に方向転換したくなった。そしてこのアルバムには、私が人生で感じてきたままの感覚を反映させたいと思っている。この作品は、まさにその感覚と完全に一致している」
『ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール(The Life of a Showgirl)』の目標についてスウィフトは、「聴いていると耳から離れない、癖になるメロディーで、同じくらい鮮やかでありながら、シャープで焦点が定まり、すべてに意図が込められた歌詞を目指した」と語った。
「すべてが人生の背景であり、ステージの先に続く人生なの」とスウィフトは語った。
さらに、そのポップなサウンドを後押ししているのが、スウィフトが伝説的ヒットメーカーであるマックス・マーティンとシェルバックを制作に迎えたことだ。スウェーデン出身のこのプロデューサーコンビは、“Blank Space”、“22”、“Shake It Off”、“I Knew You Were Trouble”など、スウィフトの代表的ヒット曲を手がけてきた。
マーティンは、ブリトニー・スピアーズの“…Baby One More Time”、イン・シンクの“It’s Gonna Be Me”、ケイティ・ペリーの“I Kissed a Girl”など、数々のチャート1位の名曲を生み出してきた史上最高峰のポップソングライターと評されている。
近年の代表作には、ザ・ウィークエンドの“Blinding Lights”、コールドプレイとBTSの“My Universe”、アリアナ・グランデの“yes, and?”などがある。
『ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール(The Life of a Showgirl)』以前にスウィフト、シェルバック、マーティンの3人がアルバム制作で最後に組んだのは、2017年の『レピュテーション』だった。
「シェルバックと私は、3人で仕事を始めたときはどちらもまだ20代前半で、私たちは新人で、マックスがメンターという感じだった」とスウィフトは語った。「でも今回は、同じ部屋にいる3人が全員、クリエイターとして同じ重みを担っていると感じられた。本当に特別な時間だったし、これまでで最高のアイデアを持ち寄らなければならないとわかっていたなかでの制作体験は、私にとって何より大切なものだった。この発言でこのアルバムへの期待が高まりすぎるのはわかっているけど、そんなことは気にしない。それくらいこの作品を愛しているから」
ポッドキャストの中で、スウィフトはアルバムの収録曲リストも公開し、サブリナ・カーペンターがゲスト参加していることを明らかにした。
新曲の話題にとどまらず、スウィフトはポッドキャスト番組『ニュー・ハイツ』でケルシーとの交際初期や、今年初めに自身のマスター音源の所有権を獲得した際の感情的な経緯について、2時間にわたり赤裸々に語った。
母親から取引成立の知らせを受けた瞬間について、スウィフトはこう振り返った。
「もう涙が止まらなくて、『本当に?どういうこと?これで人生が変わった、まだ信じられない』って泣きじゃくっていたの」
ケルシーとの交際初期については、こう表現している。
「まるで80年代のジョン・ヒューズの映画の中にいるみたいだった。彼は、窓の外に立ってブームボックスを抱えているような人だった」
※ブームボックスとは、カセットデッキやCDプレーヤー、ラジオチューナーが一体になっている1980~90年代に流行した大型の携帯型ステレオのこと
スウィフトはさらにこう付け加えた。
「もしこの人が変な人じゃないなら、これはまさに私が10代のころから“自分に起きてほしい”と歌に書いてきたことそのものだと思ったの」
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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