ケイティー・サッコフ、『マンダロリアン』で“自信喪失”を告白―ボ=カターンの重圧と再起、次作『キャリー』最新情報も

Disney+配信の『マンダロリアン』(2019~2023年)は、シリーズが進むにつれて物語の出来にムラがあるとよく指摘されてきた。
しかし、本作でサッコフが演じたボ=カターンという役柄は、『バトルスター・ギャラクティカ』(2004~2009年)の俳優ケイティー・サッコフに深刻な心理的影響を与えたという。
サッコフはシーズン2でマンダロリアンの戦士ボ=カターン・クライズ役として初登場し、シーズン3ではより大きな役割を与えられていた。
サッコフは、アニメ版『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』(2008~2020年)や『スター・ウォーズ 反乱者たち』(2014~2017年)などで長年にわたり同キャラクターの声を担当してきた。しかし、サッコフによれば実写版でボ=カターン役を演じることには大きな苦労があったという。
「『マンダロリアン』の後、私は自信をすべて失った――本当にすべてだ」
「私の演技スタイルは常に“最初の直感こそ正しい”というものだった。その直感を信じ、その状況の現実を演じる。私はこれまで役を作り込むというより、自分自身から二歩ほど距離を置いた形でキャラクターを演じてきた。常に自分の内面のどこかに根ざしている感覚があった。しかしボ=カターンは私自身とはまったくかけ離れていた。彼女の人生や望みを理解したつもりではあったが、腹の底で感じ取ることはできなかった。彼女に共感できず、どう演じればよいのか掴めなかったのだ」とサッコフは自身のYouTubeチャンネルで語った。
サッコフはさらにこう続けた。
「本当に怖かった。私は打ちのめされた。完全に打ち砕かれて、自分自身のすべてを疑い始めてしまった。私は映像オーディションが得意ではないのに、それを繰り返さなければならなかった。どれも決まらず、3年間ほとんど仕事がなかった。そしてそれが、私の自信を完全に壊してしまった。崩れ落ちて泣きながら“私は大丈夫じゃない、もう壊れてしまった。自信なんて1つも残っていない。迷子のようだ”と感じていた」
サッコフはこの問題をめぐって当時のマネージャーと衝突したという。
マネージャーから「これは君にとって簡単なことだ。努力する必要はない。そんなに必死にならなくていい」と言われた際、サッコフはついに堪えきれず怒鳴り返した。
「あなたは私の人生を通じて“これは簡単だ”と言い続けてきた。でも全然簡単じゃない。私はいま、崩壊しかけているのよ」
その後、サッコフは新しいマネージャーに替え、さらに演技コーチの助けを得て自信を取り戻すための取り組みを始めた。
「『マンダロリアン』で、もしやり直せるならどうするか」と問われたサッコフはこう振り返った。
「私は失敗するのが怖すぎて、納得のいくテイクが1つ撮れた時点でそれをそのまま渡してしまった。それまでのキャリアでは常に4種類ほどのテイクを出して、編集段階で最適なものを見つけてもらえればいいと考えていた。毎回違うことを試し、楽しんでいた。しかしあの時は必死にコントロールしようとしすぎたのだ」
ただしサッコフは、その演技を本当に変えたかどうかはわからないとも語っている。
次の『マンダロリアン』関連作品は、映画『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』。2026年5月22日(金)に日米同時公開予定である。
一方、サッコフの次回の出演作は、スティーヴン・キングの『キャリー』を原作とした新作ドラマシリーズだ。
今回の企画はキング作品を数多く手がけてきたマイク・フラナガンが制作するPrime Videoの全8話の限定シリーズで、サッコフはリカーリング(準レギュラー)として登場する。サッコフは動画の中で「マイクを信頼しているから安心して取り組めている。マイクは本当にすばらしい」と語った。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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