Netflixシリーズ『コブラ会』のクリエイターが挑む!伝説のドラマ『ナイトライダー』を映画化へ

デビッド・ハッセルホフ、『ナイトライダー』(1982~1986年)より 写真:Universal TV/Courtesy Everett Collection
デビッド・ハッセルホフ、『ナイトライダー』(1982~1986年)より 写真:Universal TV/Courtesy Everett Collection
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KITT(キット)が新たな走りを見せることになったのは、『コブラ会』(2018年~)のクリエイターたちのおかげである。

世界的なNetflixヒット作を手掛けたジョン・ハーウィッツ、ヘイデン・シュロスバーグ、ジョシュ・ヒールドの3人が、1980年代のコンピュータ搭載の会話する車を主人公としたアクションドラマ『ナイトライダー』(1982~1986年)を映画化するため、協議に入っている。

(左)ウィリアム・ザブカ(ジョニー・ロレンス役)、(右)ラルフ・マッチオ(ダニエル・ラルーソ役)、Netflixシリーズ『コブラ会』より 写真:Curtis Bonds Baker/Netflix
(左)ウィリアム・ザブカ(ジョニー・ロレンス役)、(右)ラルフ・マッチオ(ダニエル・ラルーソ役)、Netflixシリーズ『コブラ会』より 写真:Curtis Bonds Baker/Netflix
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ヒールド、ハーウィッツ、シュロスバーグは脚本執筆に向けて初期段階の協議を行っており、ハーウィッツとシュロスバーグは監督を務める可能性についても話し合っている。

この3人は、自身の制作会社カウンターバランス・エンターテインメントを通じて製作にも参加する予定であり、ユニバーサルと優先交渉契約を結ぶ製作会社87ノースを率いるケリー・マコーミックとデヴィッド・リーチ(『フォール・ガイ』(2024年))と共に名を連ねる。

さらに、ゲイリー・バーバーとクリス・ストーンが制作会社スパイグラスを通じて製作に加わる。

(左)デボン・マイルズ役のエドワード・マルヘアー、マイケル・ナイト役のデビッド・ハッセルホフ Courtesy of Robert Phillips/Everett Collection
(左)デボン・マイルズ役のエドワード・マルヘアー、マイケル・ナイト役のデビッド・ハッセルホフ Courtesy of Robert Phillips/Everett Collection

1982年から1986年にかけてNBCで放送され、テレビプロデューサーのグレン・A・ラーソンが生み出した『ナイトライダー』は、その時代を象徴するシリーズであった。突飛なハイコンセプト、魅力的な主演俳優、そして耳に残るシンセサイザーのテーマ曲を備えていたのである。

デビッド・ハッセルホフが演じたのはマイケル・ナイトという探偵であり、彼は Foundation for Law and Government(通称:FLAG)のエージェントとなり、人工知能を搭載し破壊不能に改造された車トランザム「KITT」とコンビを組む。2人は法を超えて活動する犯罪者たちに正面から立ち向かった。

トランザム「KITT」写真:THR.com
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映画化企画はしばらく前から進行しており、以前にはケヴィン・バローズとマット・マイダーが脚本を手がけていた。新たな企画の詳細はまだ「トランクの奥」に隠されているが、『コブラ会』のクリエイターが関わる以上、予想外の展開が待ち受けていると考えてよいだろう。

ヘイデン・シュロスバーグ、ジョン・ハーウィッツ、ジョシュ・ヒールド 写真:THR.com
ヘイデン・シュロスバーグ、ジョン・ハーウィッツ、ジョシュ・ヒールド 写真:THR.com

ハーウィッツとシュロスバーグは、サイケデリックな作風で知られる『ハロルド&クマー(原題:Harold & Kumar)』シリーズで初めて脚本と監督としてのクレジットを得た。

その後、ユニバーサルにて『アメリカン・パイ』(1999年)の続編『アメリカン・パイパイパイ!完結編 俺たちの同騒会』(2012年)の脚本と監督を務めた。

彼らはヒールドと組み、『ベスト・キッド』シリーズの続編となるドラマ『コブラ会』を企画・製作総指揮・ショーランナーとして手掛けた。過去の物語や作品を新しい視点から捉え、旧キャラクターと新たな才能を融合させ、コメディとドラマ、そしてハートとアクションを絶妙に組み合わせることで、複数世代に響く作品を生み出したのである。

同作はNetflix最大級の成功作となっただけでなく、批評家や業界関係者からも高く評価され、第3シーズンではエミー賞コメディシリーズ部門にノミネートされる快挙を達成した。

(左から)ウィリアム・ザブカ(ジョニー・ローレンス役)、ラルフ・マッチオ(ダニエル・ラルッソ役)、ユウジ・オクモト(チョーゼン役)『コブラ会』より 写真:Curtis Bonds Baker/Netflix
(左から)ウィリアム・ザブカ(ジョニー・ローレンス役)、ラルフ・マッチオ(ダニエル・ラルーソ役)、ユウジ・オクモト(チョーゼン役)『コブラ会』より 写真:Curtis Bonds Baker/Netflix

今年初めにNetflixでシーズン6(最終シーズン)が終了した後、ハーウィッツ、シュロスバーグ、ヒールドの3人は次なる挑戦を模索し始めた。その1つが、ライオンズゲート/マンデート・ピクチャーズによる『ハロルド&クマー』の新作である。

このチームは、往年の名作や人気コンテンツを独自の新しい視点で作り直すことに長けている。

『ナイトライダー』や『ベスト・キッド』、『コブラ会』に加えて、3人はパラマウントにて1980年代の名作『フェリスはある朝突然に(原題:Ferris Bueller’s Day Off)』(1986年)のスピンオフ企画にも取り組んでいた。

この企画では、2人の駐車係が名車フェラーリを乗り回す様子が描かれる予定であった。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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