ジョージ・クルーニー、体調不良でヴェネチア国際映画祭スケジュール変更 新作『ジェイ・ケリー』ワールドプレミアに注目

Netflix映画『ジェイ・ケリー』を携えて、第82回ヴェネチア国際映画祭に参加している俳優ジョージ・クルーニーが、体調不良のためスケジュールを一部変更したことが明らかになった。
体調不良で記者会見を短縮、夕食会も欠席
複数の関係者によると、クルーニーは現地時間8月27日(水)に体調不良を訴え、Netflix映画『ジェイ・ケリー』(監督:ノア・バームバック)のプレス取材を途中で切り上げ、その後に予定されていた共演者や製作陣との夕食会も欠席した。医師の助言によりホテルへ直帰し、翌28日(木)の公式会見とワールドプレミアに備えて静養しているという。
重病ではないとされるが、世界的スターの欠席は、同日のリド島ではメディア関係者の間で大きな話題となった。クルーニーはこれまでプレミアやレッドカーペットで誠実に対応することで知られており、今回のスケジュール変更は異例である。
『ジェイ・ケリー』とは? Netflixの注目映画
『ジェイ・ケリー』はNetflix製作のコンペティション作品で、現地時間8月28日にサラ・グランデでの記者会見とワールドプレミアが予定されている。クルーニーはヨーロッパを旅する映画俳優ジェイ・ケリーを演じ、マネージャー役をアダム・サンドラー、共演にローラ・ダーンが名を連ねる。
ノア・バームバック監督は本作について「人生の選択、犠牲、成功や失敗を振り返り、自分は何者かを問い直す物語である」とコメントしており、自己探求とアイデンティティをめぐる深いテーマを描く作品として注目されている。
ヴェネチア国際映画祭を彩るハリウッドスターたち
クルーニーは昨年も友人ブラッド・ピットと共演した『ウルフズ』でヴェネチアに参加しており、2年連続の登場となる。偶然にも昨年は監督のジョン・ワッツが新型コロナ感染でプレミアを欠席しており、今年は主演のクルーニーが体調不良で一時離脱する形となった。
本年のヴェネチア国際映画祭には、バームバック監督の『ジェイ・ケリー』のほか、ギレルモ・デル・トロ監督の『フランケンシュタイン』、キャスリン・ビグロー監督の『ハウス・オブ・ダイナマイト』などNetflix映画が多数出品され、例年以上に豪華な顔ぶれとなっている。
ジョージ・クルーニーは体調不良により一部のイベントを欠席したものの、28日の『ジェイ・ケリー』ワールドプレミアには復帰する見込みである。世界が注目する俳優ジョージ・クルーニーと、監督ノア・バームバックの最新作は、ヴェネチア国際映画祭の大きなハイライトとなることは間違いない。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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